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第108回マーケティングサロンレポート「Withコロナ⇒Afterコロナにおける消費者の購買行動の変化と、企業や事業戦略の在り方を考える」

#いまマーケティングができること

第108回 マーケティングサロン:オンライン
「Withコロナ⇒Afterコロナにおける消費者の購買行動の変化と、企業や事業戦略の在り方を考える」
 
日程:2020年6月24日(水)19:00-20:30
場所:Zoom使用によるオンライン開催
モデレーター:宮副 謙司 氏 (青山学院大学大学院国際マネジメント研究科 教授)
パネリスト:椿 竜太朗 氏 / 林 裕介 氏 / 深堀 達也 氏 (以上3名とも青山学院大学大学院国際マネジメント研究科を2015年3月に修了し、現在、コンサルティングファーム勤務)
サロン委員:小谷 恵子 / 藤井 祐剛 / 福田 徹 / 東口 晃子

 
【サロンレポート】
 コロナウイルスの感染拡大により、社会、生活、ビジネス、様々な環境でのこれまでの未来予想が一瞬にして崩れ去りました。
 
「コロナウイルス後の社会をどう生きていけば良いのか?」―― 今、世界が抱えている問いに、青山ビジネススクールを同期で修了した3名の若手コンサルタントが、マーケティング戦略科目担当の宮副謙司教授のモデレートのもと、それぞれの立場から語りました。
 

 
 サロンをはじめるにあたり、宮副教授から、コロナ期の行動変容・新しい生活様式の経験から見えてきたことについて、多くの事例を踏まえ、お話いただきました。人と会うことや移動の制約を経て改めて直に会うことの意義が見出されるとともに、生活時間の持ち方や場のあり方が再構築され、新しい市場展開の可能性があることが述べられました。
 

 
 その後、若手コンサルタントとのディスカッションでは、それぞれの専門領域から見たコロナ後のビジネスの在り方をテーマに、議論が展開されました。
 
椿 竜太朗 氏 (日系コンサルティングファーム勤務 / 専門:DX、プロジェクトマネジメント)
今後、オンラインとオフラインの価値の再定義が行われ、企業のデジタル戦略が変化してくる。特にBtoCでは、消費者行動がオンラインに移行することで、これまで以上に誰がどのように購入しているかが可視化できる状態になる。顧客データの分析・活用が、企業の事業変革の鍵になると予想される。
 
林 裕介 氏 (日系コンサルティングファーム / 専門:金融、データ分析)
コロナ禍で顕在化した実店舗とECの在り方の変化により、データの重要性が変わってくる。産業界によってバラつきはあるが、2020年6月の改正個人情報保護法でデータの利活用推進が提唱されたことも追い風となり、銀行などの金融業界では、ますますデータの利活用が進むことが予想される。近い将来、データの分析・活用により、生活情報、活動情報などを集約した新しいプラットフォームが増えてくるのではないか。
 
深堀 達也 氏 (外資系コンサルティングファーム / 専門:鉄道、観光)
 コロナ禍で経営環境の不確実性が高まったことで、コンサルティングファームへの戦略策定ニーズに変化を感じている。プランニングの段階で従来の見通しからブレるシナリオも選択肢に入れ、モニタリングと軌道修正を細かいサイクルで行うことで、1つの計画に固執しない企業が増えていくのではないだろうか。
 

 
 最後に宮副教授から、今後へ向けて、企業が提供するものを要素分解し、提供手段をオンラインあるいはリアルの両面で再構築すれば、受け手との関係も再構築(脱構築)され、新しい価値創造と提供へとつながるという考え方が、飲食店ビジネスの例から示されました。また不確実性の高い市場環境のもと、マーケティングのフレームワークも、これまでのものから、まず価値に共感するファンを広げ、顧客との関係を維持しながらアプローチするようなコミュニティー型マーケティングのプロセスに変化していく可能性を示唆されました。
 
 今回のサロンでのディスカッションが、コロナウイルスの感染拡大による不確実な環境のもとで、個人、企業、そして社会が生き抜き、前に進んでいく一助となれば幸いです。

 
(文責:藤井 祐剛)

 
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