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研究報告会レポート

第3回アジア発のマーケティング研究報告会レポート「無印良品が展開するカフェレストラン『Cafe&Meal MUJI』とその海外運営について」

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テーマ:「無印良品が展開するカフェレストラン『Cafe&Meal MUJI』とその海外運営について」
ゲスト:株式会社良品計画 カフェ・ミール事業部 海外運営担当 相良 俊行 氏
日 程:2016年10月31日 18:00-20:00
場 所:一橋大学千代田キャンパス(学術総合センター内)商学研究科リエゾン・ラボ
 

【報告会レポート】
 今回ゲストスピーカーに迎えた相良俊行氏は,1999年に(株)良品計画に入社,「無印良品」店舗勤務後,社内公募により新業態の飲食部門へ異動。2001年より4店舗の店長を経験し,2009年より国内担当課長,2015年より同海外運営担当課長を歴任し,同社のカフェ・ミール事業に早い段階から関わり,現場を牽引してきた。
 
 講演の全体の流れとしては,簡単な自己紹介と会社紹介のあと,前半は『Cafe&Meal MUJI』のコンセプトとこだわり,国内主要店舗の概要について,後半は海外運営の状況について豊富な現場経験に基づいた詳細な説明がなされた。『Cafe&Meal MUJI』は,2013年6月に香港で海外1号店をオープンして以来,2016年10月現在,香港4,台湾4,中国本土3,シンガポール2で,計13店舗を運営している。海外出店のおおまかな流れ,現地での設備と食材調達,メニュー開発,マニュアルの作成,従業員教育などさまざまな側面から努力を重ねている中,グローバル・コンセプト(無印良品の世界観の表現,衛生管理やこだわり)の徹底に向けた課題についても率直に語っていただいた。特に,離職率の高さやこだわり食材の確保の難しさ,現地の食文化に合ったメニュー開発の試みなど,具体的な事例を交えた説明は大変興味深いものであった。
 
会場の様子 会場の様子
会場の様子
 
 講演終了後の質疑応答の時間では参加者から活発に手が挙がった。海外での認知・定着やコンセプト徹底のための工夫や,土着化のプロセス,中国市場の変化のスピードへの対応,などについての他業種の参加者からの質問に対し,相互の現場でのエピソードに基づきながら率直な意見交換が行われた。アジアで高い支持を得ている無印良品ブランドだが,カフェレストラン事業におけるその世界観の徹底と現地の文化に合わせた土着化の試みについては今後も注意深く観察していきたい。
 
(プロジェクトリーダー:金春姫)

 
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