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研究報告会レポート

第2回AI研究報告会レポート「AIを用いた顧客体験のデザイン」

第2回 AI研究報告会 > 研究会の詳細はこちら
テーマ:「AIを用いた顧客体験のデザイン」
報告者:白井 明子 氏(株式会社ローソン マーケティング本部 デジタルプラットフォーム部 シニアマネジャー)
    藤原 敬三 氏(マイクロソフト ディベロップメント株式会社 A.I.&リサーチ シニアプログラムマネージャー)
    三宅 陽一郎 氏(日本デジタルゲーム学会 理事)
日 程:2017年6月14日(水)19:00-20:30
場 所:立命館大学 東京キャンパス

 

【報告会レポート】
 第2回AI研究会では、「ローソンLINE公式アカウント」など様々な媒体で「ローソンクルー♪あきこちゃん」を展開する株式会社ローソンの白井明子氏、「ローソンクルー♪あきこちゃん」に「女子高生AIりんな」の技術を提供するマイクロソフト ディベロップメント株式会社の藤原敬三氏、ゲームAI開発者で『人工知能のための哲学塾』『人工知能の作り方—「おもしろい」ゲームAIはいかにして動くのか』など著書も多数執筆されている日本デジタルゲーム学会理事の三宅陽一郎氏をお招きし、AIを用いたサービス開発とそれを支える技術、今後の展望などについてお話いただき、AIを活用した顧客体験のデザインおよびマーケティング実践について理解を深めた。
 まず冒頭で、社会におけるAIの趨勢とマーケティングとの関わりについて企画運営メンバーの本條晴一郎が解題を行った。そして、白井氏にローソンのデジタルマーケティング全体の中の「ローソンクルー♪あきこちゃん」の位置付けおよび様々な具体的機能についてお話いただき、顧客接点でのアバターとAIの役割について理解した。その上で、藤原氏にAIのショーケースである「女子高生AIりんな」の特定タスクに限定されない会話のあり方と多くの能力について解説いただくとともに、「女子高生AIりんな」の技術を企業公式キャラクターである「ローソンクルー♪あきこちゃん」に提供するにあたってどのような応用がなされているか、「ローソンクルー♪あきこちゃん」のAI化によって顧客の会話数やクーポン利用率がどれくらい増大しているかについて紹介いただいた。さらに、よりリアルタイム性が高く顧客の没入を伴うと考えられるゲームにおいて、どのようなAI技術が利用されているか、AIを技術として実装することが人間の知能理解や世界認識とどのように密接に関わっているかについて三宅氏に解説いただいた。
 講演後には登壇者によるパネルディスカッションおよび参加者との質疑応答を行うことで、高度な技術と哲学が求められた上でエンターテインメントにまで結実するAIが、一時的な流行にとどまらない学術と実務の接点になっていることを理解した。そして、真剣さと笑いが両立した議論によって、AIのさらなる可能性を参加者で共有することができた。

 

ローソンクルー♪あきこちゃん:http://www.lawson.co.jp/lab/akiko/
Microsoftの女子高生AIりんな:http://rinna.jp/

 

パネルディスカッションの様子
 
(文責:本條 晴一郎)

 
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