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研究報告会レポート

第13回地域活性化マーケティング研究報告会レポート「台湾・台南市における地域活性化マーケティングの取り組み」

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テーマ:「台湾・台南市における地域活性化マーケティングの取り組み」
報告者:台湾台南市政府都市発展局都市更新科 郭 席珍 氏
日 程:2018年3月1日(木)19:00-20:30
場 所:公益財団法人大学コンソーシアム京都 6階第1講習室

 

【報告会レポート】
 台湾・台南市は、歴史的・文化的な地域資源を数多く持つ都市であるが、なかでも歴史深い「安平」エリアの地域開発が行政、住民、企業などとの協働により進められている。そのプロジェクト(安平旧集落更新企画)に行政の立場で関わってきた同氏からその取り組みの経緯と現状、すなわち歴史的・文化的な地域環境を活かしてリノベーション整備しながら(ハード面)、起業の促進、離れていた住民のUターン促進など(ソフト面)総合的なコーディネートで進められてきた実際について丁寧に説明された。また日本人観光客にむけての観光マーティングの展開も具体的なパンフレットやマップなどのツールで紹介された。
 当日の会場には、関西地区ならびに日本各地で古民家再生・利活用に取り組んでいる実務家(複数)の参加があり、具体的で実践的な質疑応答が大変活発に交わされ、盛会となった。

 
【報告会を終えて】
 日本の地域における古民家再生リノベーションは、居住者不在となった物件の再活用であることが多いが、台南安平地区の事例は、現在も住民が居住している物件も対象に実施され、その実務推進の難易度の高さが注目された。本件は国家的な支援も得るとともに地域行政リードで住民の合意も調整しつつ進められ、台湾でも有数の観光地域に発展しつつある。この点など日本の開発・活性化案件にも大変参考になる報告であった。
 また今回の研究報告会は、立命館大学ビジネススクールと台湾成功大学ビジネススクールの連携企画で、その交流プログラム日程中に開催されたため、当日は、成功大学在籍の日本人学生の通訳支援や交流参加などがあり国際的な研究会となった。それについて全般にわたり企画運営にあたっていただいた立命館大学大学院の小菅先生、台湾成功大学の許先生に心から感謝申し上げる。
 
郭氏(写真左側)による取り組み事例報告 台南市安平地区の観光パンフレット
写真左より、郭氏(写真左側)による取り組み事例報告、台南市安平地区の観光パンフレット
 
研究報告会会場の様子
研究報告会会場の様子
 
(プロジェクトリーダー:宮副 謙司)

 
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