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研究報告会レポート

第8回アジア・マーケティング研究報告会レポート「Mega-event Impacts and Overtourism」

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テーマ:Mega-event Impacts and Overtourism
報告者:Dr Monica Chien, The University of Queensland School of Business, Australia
日 程:2020年1月8日(水)18:15-20:15
場 所:成城大学 3号館312教室
 
【報告会レポート】
 今回ゲストスピーカーに迎えたのは,オーストラリアのクイーンズランド大学ビジネススクールのモニカ・チェン氏。チェン氏は台湾出身で,高雄の大学でスペイン語を専攻したのちにオーストラリアの大学院に進学し,それ以降マーケティング,心理学,ツーリズムなど多様な領域で精力的に研究活動を行っている。近年のおもな研究関心は,観光客の消費行動,スポーツファンの行動,住民態度の研究などにおかれ,これまで国際的なマーケティングおよびツーリズム分野の学術誌に多くの論文を発表している。
 講演では,メガイベントとオーバーツーリズムを中心に最近の研究プロジェクトが紹介された。近年,同氏がオーストラリアおよび日本の行政機関と実施した共同研究ではメガイベントの経済,社会,環境への影響が明らかになっている。また,日本のメディアでも度々報道されているオーバーツーリズム問題の負の側面-地元のライフスタイルやコミュニティ,文化への悪影響-についても,世界各地の例を交えながら考察している。さらに,講演後の質疑応答の時間では,住民同士の衝突,地元地域の歴史文化的特性と観光客への態度の関係,さらにインバウンド戦略の量と質の問題など,参加者と活発な意見交換が行われた。
 
 半年後に控える東京オリンピックおよび近年の日本におけるインバウンドの実態を踏まえると,オーストラリアを拠点にしながらグローバルを視野に行っている同氏の研究は多くの興味深い示唆を与えるものであった。
 

会場の様子
 
(プロジェクトリーダー:金 春姫)

 
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