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研究報告会レポート

第10回フードビジネス・イノベーション研究報告会レポート「外食産業の人材育成戦略」

#いまマーケティングができること

第10回 フードビジネス・イノベーション研究報告会 > 研究会の詳細はこちら
 
テーマ:(緊急企画)マーケティング視点で「新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン」を考える
講 演:「外食利用に関する感染症対策ガイドライン-大阪モデルを事例に-」
    尾藤 環 氏(辻調理師専門学校 企画部部長・産学連携教育促進室 室長)
    「観光地の感染症対策ガイドライン-城崎温泉を事例に-」
    久保 健治 氏(株式会社ヒストリーデザイン 代表)
ファシリテーター:小林 哲(大阪市立大学経営学研究科 教授)

 
日 程:2020年6月16日(火)18:30-20:00
場 所:ZOOMによるオンライン開催

 

【報告会レポート】
 2020年6月16日、第10回フードビジネス・イノベーション研究報告会をオンラインにて開催しました。今回のテーマは、「マーケティング視点で「新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン」を考える」です。
 
 2020年3月13日に成立した新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく非常事態宣言が5月25日に解除され、経済活動が徐々に再開され始めたものの、新型コロナウイルス感染症の脅威が消え去ったわけではなく、ここしばらく感染リスクを抱えた生活が続きます。
 
 こうした状況の中、政府や地方自治体、各業界団体が、感染を防ぐためにガイドラインを作成し、それを守るよう企業や消費者に呼びかけています。
 
 そこで、研究報告会では、食創造都市大阪推進機構(事務局:大阪商工会議所・(公財)大阪観光局)が5月13日にプレスリリースした「外食利用に関するガイドライン(略称)」と、城崎温泉(城崎温泉観光協会・城崎温泉旅館協同組合・(一社)豊岡観光イノベーション)が5月29日にプレスリリースした「城崎温泉における感染症対策ガイドライン(略称)」の作成にかかわった尾藤氏と久保氏をゲストに迎え、マーケティングの観点から新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインの効果的活用方法について議論しました。
 
 尾藤氏は、「外食利用に関するガイドライン(略称)」を作成する際に、農林水産省や日本フードサービス協会、そして、海外の飲食店向けガイドラインの他に、受動喫煙対策のマニュアルを参考にしたと言います。なぜなら、感染症対策ガイドラインでは、食中毒など通常の衛生管理における店舗と顧客の関係のみならず、顧客間の関係が重要となるからです。それを踏まえて、豊かな外食文化を前提としながら、ガイドラインをマナーとしてではなくルールと考え、顧客にいかに周知啓発するかが重要だと言います。
 

尾藤氏の報告
 
 また、「城崎温泉における感染症対策ガイドライン(略称)」に関わった久保氏は、感染者が存在しない地方の観光地が、住民の安全を守りながら、外部から観光客を受け入れるには、感染防止とホスピタリティの向上というトレードオフの関係をトレードオンにするガイドラインの戦略的策定および運用が必要となることを話していただきました。
 

久保氏の報告
 
 その後のトークセッションでは、参加者から2つのガイドラインに関する質問があり、参加者を交えて感染症対策ガイドラインの作成や活用方法について議論しました。
 
【研究報告会を終えて】
 今回は、新型コロナ禍でのリサーチプロジェクト研究報告会の開催ということで、Zoomを活用したオンライン研究報告会を開催し、48名の方に参加いただきました。ありがとうございました。今回の研究報告会で取り上げた感染症対策ガイドラインは、経済活動を止めるためではなく、安心して前に進めるために作成するものであり、その意味でお二人のゲストの話は非常に有意義だったと思います。講演いただいた尾藤氏と久保氏に感謝いたします。
 
 なお、フードビジネス・イノベーション研究会では、一緒に研究会を盛り上げてくれる仲間を募集しております。研究会で取り上げてほしいテーマや、呼んでほしいゲスト等ありましたら、気軽に小林(kobayashi@bus.osaka-cu.ac.jp)まで連絡ください。お待ちしております。

 
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