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研究報告会レポート

第1回ニューロ・サイエンスの流通マーケティング活用研究報告会レポート「ニューロサイエンスの流通・マーケティングへの活用」

#いまマーケティングができること

第1回ニューロ・サイエンスの流通マーケティング活用研究報告会(オンライン) > 研究会の詳細はこちら
テーマ:ニューロサイエンスの流通・マーケティングへの活用
講 師:Opening Remarks:田中 洋(中央大学大学院 戦略経営研究科 教授)
    講演:木幡 容子(株式会社電通サイエンスジャム 取締役)
    講演:中村 博(中央大学大学院 戦略経営研究科 教授)
    Closing Remarks:杉本 ゆかり(跡見学園女子大学 兼任講師)
日 程:2020年9月28日(月)18:00-20:30
場 所:Zoomウェビナーによるオンライン開催
 
【報告会レポート】
 当日は、中大田中教授からニューロマーケティングの重要性について挨拶をいただいた。続いて株式会社電通サイエンスジャムの取締役木幡容子さんからEEGを利用したマーケティングへの活用について事例をご紹介いただいた。その後に中大の中村博からニューロマーケティングの考え方を紹介した。最後に、質疑を杉本ゆかりさんがコーディネートしていただいた。質疑の多くは実務的なものが多かった。
 出席者は、51名で多くは実務家の方々であった。実務会での関心の高さがうかがえた。
 SNSデータ、IoTデータ、ID-POSデータなどのビッグデータが結合され、あらたなマーケティング情報が入手可能な時代になってきた。この結合データはレコメンデーションやダイナミックプライシングなどAIを駆使したマーケティング手法などに活用されその効果をあげている。しかしながら、DXだけで「顧客の心」をつかむことはできないと考えられる。例えば、ネット通販の成長にともない、既存のリアル店舗は「顧客の心」をつかむためにより感動的な楽しい体験を提供する店づくりや売場づくり、商品開発が必要になってきている。感動的な楽しい体験とはどのような情動や感情か?従来の調査方法に二ューロ・サイエンスの手法を加えることで、感動的、楽しいといった購買の気持ち(意思決定プロセス)が明らかになると思われる。デジタル化の進展にともなって、ますますニューロ・サイエンスが重要視されてくると予想される。

 
(文責:プロジェクトリーダー 中村 博)

 
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