リサーチプロジェクト
研究報告会レポート

第4回地域創生マーケティング研究報告会レポート
「地方創生における観光・SDGs」

#いまマーケティングができること

第4回地域創生マーケティング研究報告会(オンライン) > 研究会の詳細はこちら
テーマ:地方創生における観光・SDGs
報告:1. 解題:「旅行会社とSDGs」砂子 隆志 氏(日本旅行総研 / 株式会社日本旅行 新規事業室長) 
   2. 講演:「地域の会社だからできるSDGsによる価値創造」船橋 修一 氏(九州教具株式会社 代表取締役)
日 時:2021年8月20日(金)13:00-15:00
場 所:Zoomによるオンライン開催
 

【報告会レポート】
1. 解題:旅行会社とSDGs
砂子 隆志 氏(日本旅行総研 / 株式会社日本旅行 新規事業室長)

 観光業界の主な動向、特にコロナ禍における旅行会社の取り組みについて触れる中で、特に重視しているキーワードの1つである「SDGs」について取り上げ、旅行会社とSDGsとの関係性や旅行会社ならではの取り組み等について、具体的な事例を含みながら、観光業界の新たな傾向として紹介いただきました。
 

 
2. 地域の会社だからできるSDGsによる価値創造
船橋 修一 氏(九州教具株式会社 代表取締役)

 九州教具株式会社は、「永続性」を重要価値と捉え、社会(地域)課題と経済価値の両立を試み、まちづくりをビジネス化する「CSV経営」を推進し「お客様のお役に立つ企業」であることを目指しています。
 SDGsはこのCSVの考えを取り入れたフレームであり、我々は、SDGsを「社会課題=ビジネスニーズのリスト」と考えています。事業のひとつであるホテル事業のSDGsの取組やコロナ対策を通じ、地域の企業はどうあるべきか、地域に新たな価値をうみだすための地域との共創を九州教具株式会社の取組事例を紹介いただきました。
 

 
【研究会を終えて】
 今回は、佐賀大学芸術地域デザイン学部、甲南大学ビジネス・イノベーション研究所、一般社団法人 ブランド戦略経営研究所の3組織の共催にて、日本マーケティング学会の会員の皆様と学会員以外の方のご参加のもと開催され、参加申し込み者が155名もあり、盛況な会となりました。
まず、解題として、研究会のメンバーである砂子氏よりコロナ禍のなかでの観光業界の現状と課題について事例をあげながら、ご報告がありました。その後の船橋社長のご講演では、企業理念に基づくSDGsに対する新しい取り組みは、新鮮でかつコロナ禍で変わりゆくニューノーマルにどのように対応していくのかといった示唆に富んだご報告でした。
 その後の質疑応答もフロアから活発な質疑応答がなされ、「SDGs」や「観光」に対する関心の方さとそれらをどのように地域に還元していくのか、また地域に新しい価値活動を行っていけるのかといった意見など活発な議論が行われました。
 ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
 

 
(文責:山口 夕妃子)

 
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