リサーチプロジェクト
研究報告会レポート

第2回女性マーケティング研究報告会レポート「女性を活かすマネジメント~女性営業の活用事例をもとに~」

第2回 女性マーケティング研究報告会
テーマ:「女性を活かすマネジメント~女性営業の活用事例をもとに~」
ゲストスピーカー:株式会社ビースタイル 代表取締役社長CDO 三原 邦彦 氏
日 程:2015年10月9日(金)19:00-21:00
場 所:日本マーケティング協会 東京本部

 

【報告会レポート】
 冒頭で、本研究会リーダーの東洋学園大学 本庄講師より、本研究会の概要について紹介をしました。「女性マーケティング研究会は、消費側としても、担い手としても益々期待が高まる「女性」を切り口としたマーケティングの未来を探求する研究会」であり、様々な切り口で進めていく旨の説明をしました。
 第1回研究報告会「女性脳とマーケティング」に引き続き、第2回研究報告会は「女性を活かすマネジメント~女性営業の活用事例をもとに~」をテーマに、主婦・若者・女性キャリアの活躍する場を紹介されている企業、株式会社ビースタイル代表取締役社長CDO 三原 邦彦 氏をお招きしました。
 三原氏は、マネジメントの本質、ご自身がマネジメントをする際に、最も重要視していること「事実と感情」について説明しました。人は、「事実」によって「動機」と「行動」が作られること、成果につながるためには、動機づくりと、行動づくりが必要であることを、具体的な例を交えて、説明いたしました。また、「考え方と行動が変わらなければ、結果が変わらない。」ならば、ゴールから逆算して、感情に左右されることなく、前進することが大切であることを説明いたしました。
 報告会の中では、参加者と一緒に考える形式を取り入れました。「マネジメントとは何か?」「事業を行う上でどうして、仲間が必要であるか?」「どんな人に仲間が集まるのか?」という質問に対して、参加者が考え、ディスカッションし、より、マネジメントの理解を深めることができました。
 また、マネジメントを実践されている株式会社ビースタイルで、女性のライフステージに合った働き方を紹介いたしました。女性のライフステージに合わせて、時短勤務で成果を出している事例や、管理職になり、自分の裁量で仕事を進められることが増えて、女性ならではの苦労が減った事例を紹介しました。マネジメントにおいて、男女の違いはなく、働く時間の配慮であることを言及しました。
 その後、質疑応答が行われ、女性管理職が増えた時のマネジメントはどのようにすればいいのか?男性・女性メンバーの育て方の違いはあるのか?なども質問がありました。
 
三原邦彦氏
写真左から、三原邦彦氏、ディスカッションの様子
 

【報告会を終えて】
 政府が推進するウーマノミクス戦略の中、女性の活躍にフォーカスをして考えていたが、三原氏のお話を伺って、男性・女性と別々で考えるのではなく、チーム一人一人のマネジメント、個人の良いところを見つけて伸ばせるところを伸ばしてあげることが大切であることが実感できました。株式会社ビースタイルでは普通に行われている事が、他の企業では斬新な活動であることが多々あり、参考になるところがたくさんあることを学びました。
 
 第1回・2回の研究報告会を11月29日(日)開催、マーケティングカンファレンス2015(於:早稲田大学・早稲田キャンパス8号館)オーラルセッションにて、報告させていただきます。
 
(文責:東口 晃子)

 
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