リサーチプロジェクト
研究報告会の案内

リサーチプロジェクト第19回<地域活性化マーケティング研究会> 

【研究報告会】
第19回<地域活性化マーケティング研究報告会>
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*学会員のみ参加いただけます。入会後、お申込みください。

 

テーマ:「伊予西条の地域資源を生かして地域価値を高める-石鎚酒造の取り組み」
報告者:石鎚酒造 専務取締役 越智 浩 氏
    青山学院大学総合研究所 客員研究員 佐伯 悠 氏

 

 今回の研究報告会は、愛媛県西条市の老舗酒造メーカーの「石鎚酒造」の事例研究を行います。西日本最高峰「石鎚山」の麓に蔵を構える石鎚酒造は、創業は1920年(大正9年)で、古くから吟醸酒「黒松」がこの地方を代表する高品質な日本酒として人気を博しており、「せめて黒松飲ませてやりたや…」との歌までつくられていたと伝わります。1999年(平成11年)からは、それまでの杜氏・蔵人による酒造りから蔵元中心の酒造りへ転換し、新しい酒造りに取り組んでいます。仕込み水は、蔵内の井戸からこんこんと湧き出る清水を使用。これは、伊予西条の代表的な地域資源である石鎚山系の伏流水で、清らかでおいしい水という地域資源を生かした酒造りです。代表的な品種「石鎚」は、数々の日本酒品評会で評価され多くの賞を受賞。最近では、2019年5月に平成30酒造年度全国新酒鑑評会にて栄えある金賞を獲得しています。更に、2018年には、「石鎚」純米吟醸(緑ラベル)がANA国際線ビジネス・ファーストクラス提供酒として採用されました。
 西条市には、この石鎚酒造をはじめ、酒造メーカー:酒蔵が現在5社存在しますが、1つの市内にこれほど企業が存在する日本酒産地は数少ないといえます。各社が差別化を行いながら伊予西条という地域の価値を高めているところも地域活性化研究の観点から注目されます。
当日は、青山学院大学ビジネススクール教室と同伊予西条サテライトオフィスとを遠隔授業システムで結び、報告者には伊予西条からプレゼンしていただき、研究会参加者は東京・青学教室から画面を通じて視聴・質問し、相互にディスカッションする形で進めます。
 
<越智 浩(おち ひろし)氏プロフィール>
 1971年3月生まれ。石鎚酒造株式会社専務取締役。1992年東京農業大学卒業、都内食品商社に勤務後、1997年石鎚酒造株式会社入社 現在に至る。大学で学んだ醸造学に基づく「データ分析」、商社勤務の経験を生かした「物流」の観点から石鎚酒造を支えている。
現在の役職(2020年1月時点):日本酒造組合中央会需要開発委員会委員、愛媛県酒造組合・愛媛県酒造協同組合理事長、日本酒造組合中央会評議員、愛媛県米麦振興協会理事、愛媛県中小企業団体中央会理事、愛媛県観光物産協会理事、愛媛県職業能力開発協会理事

 
<佐伯 悠(さえき ゆう)氏プロフィール>
 2013年青山学院大学大学院国際マネジメント研究科修了(MBA取得)。現在、青山学院大学総合研究所客員研究員として研究ユニット「企業による地域活性化の取り組みの比較研究」の研究活動に参画し、愛媛県西条市を研究対象に研究活動を行っている。

 
日時:2020年1月21日(火)19:00-20:30(予定)
場所:青山学院大学 青山キャンパス 17号館8階 大学院国際マネジメント研究科
   「青山ビジネススクール(ABS)」17803教室
   〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25 >MAP
 

参加費:1,000円
定員:20名
応募締切:2020年1月17日(金)

 

【お願い】
*当日は、サイト掲載のため会場の様子を撮影予定です。問題がある場合は、当日、プロジェクトの企画運営メンバーにお伝えください。
*報告会は定員制であり、追加募集などの処理が煩雑になるため、キャンセルができないことをご了解ください。
 

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