リサーチプロジェクト
研究報告会の案内

リサーチプロジェクト第2回<地域創生マーケティング研究会>

【研究報告会】
第2回<地域創生マーケティング研究報告会> > 研究会の詳細はこちら
*本研究会は佐賀大学肥前セラミック研究センターと甲南大学ビジネス・イノベーション研究所との共催になります。
 
*このイベントは中止となりました。
> 春のリサプロ祭り中止および、3月末までの学会主催イベントの中止・延期のお知らせ
 
テーマ:地域創生を産業集積・マーケティング視点から考える
 
 今回の研究会では、さまざまな視点から地域創生マーケティングついて考えます。4つの報告を以下のように準備しています。
 
コーディネーター: 佐賀大学 山口夕妃子
 

  1. 地方自治体をハブとする企業間連携と地域創生  
    日本大学 井上 真里 氏
  2. SDGsへの取り組みと地域創生の関連性   
    東洋大学 武市 三智子 氏
  3. 博多名物に学ぶ“一粒万倍”の地域創生マーケティング 
    関東学院大学 天野 恵美子 氏
  4. 「ワイン県」の確立と発展:山梨県のワイン産地ブランド確立プロセス 
    中央大学 田中 洋 氏
  5. パネル・ディスカッション
    ファシリテーター:甲南大学 西村 順二 氏
    パネリスト:日本大学 井上 真里 氏、東洋大学 武市 三智子 氏、関東学院大学 天野 恵美子 氏、中央大学 田中 洋 氏

井上 真里 氏

武市 三智子 氏

天野 恵美子 氏

田中 洋 氏

 

【第1報告「地方自治体をハブとする企業間連携と地域創生」要旨】
 地域創生の核として、地方自治体や各種団体が特産品をはじめとするモノや観光名所・イベントといったコトをいかに創出するかという視点が注目されて久しいですが、それは当該地域内でモノやコトを創出できる諸条件(人口、交通、技術など)が整っていることが前提ではないかと思われます。しかしながら、実際のところ日本における多くの地域は自然(冷涼な水や気候など)が十分にあってもそれをモノやコトにするシステムに乏しいといわざるを得ません。本報告では、自然はあっても他の資源に乏しい地域がシステム構築をいかに進めているかを明らかにするために、北海道・上川町役場、上川大雪酒造、フラテッロ・ディ・ミクニおよびスノーピークとの関係を取り上げます。
 
【第2報告「SDGsへの取り組みと地域創生の関連性」要旨】
 いまや持続可能な開発目標(SDGs)は、問題解決のための法整備や、欧米のSDGs先進国からの圧力に対応するための義務的な目標ではなく、企業の利益追求のために積極的に取り組むべきマーケティング戦略の一つとなっています。地方自治体にとっても同様に、SDGsへの取り組みは住民満足度の向上や新たな事業機会の創出などにもつながるため、積極的な取り組み事例が増加しています。SDGsへの取り組みを元にした地域創生は、住民や企業の意識の向上だけでなく、行動が伴って初めて実現します。今報告では、企業や地方自治体のいくつかの事例をもとに、SDGs行動が起きるために必要な鍵を探っていきたいと思っています。
 
【第3報告「博多名物に学ぶ“一粒万倍”の地域創生マーケティング」要旨】
 本研究会は、地域創生を「地域ごとに付加価値の高い産業集積や企業を育成し、雇用の創出や地域経済の活性化を担う方策全般」として定義しています。
 本報告では、福岡・博多を代表する地域産品として定着している明太子を事例として取り上げ、明太子を特産品として福岡・博多の地に根付かせ、産業集積を構築することになった人物と企業について紹介します。この特産品が福岡の地で産業として成長するまでの軌跡を改めて明らかにすることで地域創生について考察します。
 
【第4報告「『ワイン県』の確立と発展:山梨県のワイン産地ブランド確立プロセス」要旨】
 本研究は、山梨県のワイン産業の発展において、「ワイン県」として自らを世界に通用するワイン産地ブランド化する努力がどのようなプロセスでなされてきたかを明らかにすることを目的としています。 山梨県では、2006年度(平成18年度)に「山梨ワイン産地確立推進計画」(平成19年度~平成28年度)を策定し、高品質なワインの産地としてのブランドを確立してきました。 例えば、「甲州」「マスカット・ベーリーA」の国際ブドウ・ワイン機構(OIV)への品種登録や地理的表示「山梨」の指定実現などです。
 しかし、山梨のワイン産地は、現在、国内外での競争激化や農家の高齢化・後継者不足などの課題を抱えており、日本を代表するワイン産地として維持するために産業集積としての新たな努力が求められています。 本報告では、デスクリサーチと現地ヒアリングに基づき上記研究課題を明らかにすることを目指しています。
*なお、本研究活動は、森口美由紀氏(元日本GE)との協同作業によって行われています。
 

日時:2020年3月2日(月)13:00-15:30
場所:佐賀大学 有田キャンパス
   佐賀県西松浦郡有田町大野乙2441-1 > MAP
   JR長崎本線「有田」下車 徒歩15分
 
参加費:無料
定員:50名
応募締切:2020年2月28日(金)
 

【お願い】
*当日は、サイト掲載の為会場の様子を撮影予定です。問題がある場合は、当日、プロジェクト企画運営メンバーにお伝えください。
*報告会は定員制であり、追加募集などの処理が煩雑になるため、キャンセルができないことをご了解ください
 

 
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