マーケティング・
リサーチプロジェクト

マーケティングと新市場創造研究会

【研究目的】
 本研究会は、マーケティングの究極の目的の1つとしての新市場創造をテーマとする。マーケティングの研究者・実践家が新市場創造、すなわち経済成果をもたらす革新としてのイノベーションに果たす役割は大きい。本研究会では、マーケティングとイノベーションとの理論的なギャップを架橋し、アクション・リサーチと事例研究を通じて理論と実践の両面から理解を深め、現場で活用可能な実践理論として、日本独自のマーケティング志向型イノベーション理論を構築し、改善し、普及させることを目的とする。

 

【研究方法および研究計画】
 本研究会は、2016年4月に設立された早稲田ブルー・オーシャン戦略研究所と連係し、活動を進める。キム=モボルニュ(2005)『ブルー・オーシャン戦略』は30業種約150事例に関する研究成果に基づく著書で、全世界で350万部を超えるベストセラーである。ただし同書は、マーケティングの手法を狭義にとらえて、否定している。
 一方、イノベーション・マネジメントの最先端研究では、理論の構築と実証が進んでいるが、それらが日本で十分に浸透しているとはいえない。たとえば、デザイン思考やオープン・イノベーションといった専門用語も、人によって使われ方が異なる状況であり、それらとマーケティング理論との関係も定かではない。
 こうした研究潮流上のギャップを架橋し、日本独自の理論としてさらに発展させるために、本研究会では、学術的な理論の紹介と最先端事例のケーススタディをバランスよく実施し、研究者と実践者の創発的な対話の場を提供したい。
 2016年度は、ブルーオーシャン戦略・地方創生・人材育成・B2Bの市場創造というテーマで計4回の研究会を計画中である。場所は東京2回、金沢1回、神戸1回と地域性も考慮して開催する。とりわけ金沢の研究会では、北陸新幹線開通後、1年を経た金沢で、金沢工業大学の産学連携による地方創生の事例を紹介し、オープン・イノベーションの新たな方向性を理論・実践の両面から議論する。

 

【研究期間】
2016年4月~2017年3月

 

【リーダー】
川上 智子 早稲田大学大学院 経営管理研究科(早稲田ビジネススクール)教授

 

【企画運営メンバー】*50音順
石井 淳蔵 流通科学大学 教授
石橋 昌文 ネスレ日本 CMO
岩本 明憲 関西大学 准教授
奥谷 孝司 オイシックス株式会社 統合マーケティング室 部長
鈴木 智子  京都大学 特定講師
根来 龍之 早稲田大学 教授
松林 賢司  金沢工業大学 教授

 

【研究報告会の案内】
次回開催日が決定次第、お知らせします。
 
【研究報告会レポート】
第3回 2017年2月10日
>「グローバルブランドのローカル市場におけるビジネスモデル・イノベーション」
石橋昌文氏(ネスレ日本株式会社 専務執行役員 兼 チーフ・マーケティング・オフィサー、日本マーケティング学会 常任理事)・津田匡保氏(ネスレ日本株式会社 Eコマース本部 ダイレクト&デジタル推進事業部 部長)・槇亮次氏(ネスレ日本株式会社 コンフェクショナリー事業部 コンフェクショナリーマーケティング部 部長)・石井淳蔵氏(日本マーケティング学会会長、流通科学大学 教授)・川上智子氏(リサーチ・プロジェクト代表:早稲田大学大学院 経営管理研究科 教授、早稲田ブルー・オーシャン戦略研究所 所長、日本マーケティング学会 常任理事)

 
第2回 2016年9月3日
>「地方創生と新市場創造 ~伝統と革新のフィールドとしての金沢~」
松林賢司氏(金沢工業大学 情報フロンティア学部 経営情報学科 教授、早稲田ブルー・オーシャン戦略研究所 招聘研究員)・河上伸之輔氏(株式会社グランタス(世界で2番めにおいしいメロンパンアイス)、株式会社シナジーコンサルティング 代表取締役社長)・梶谷眞理氏(株式会社芝寿し 取締役)・石井淳蔵氏(日本マーケティング学会 会長、流通科学大学 教授)・川上智子氏(早稲田大学大学院 経営管理研究科 教授、早稲田ブルー・オーシャン戦略研究所 所長)

 
第1回 2016年6月18日
>「再び『ブルー・オーシャン戦略』を考える」
安部義彦氏(株式会社価値革新機構 代表取締役、早稲田大学 客員教授)・池上重輔氏(早稲田大学大学院 経営管理研究科 准教授、早稲田ブルー・オーシャン戦略研究所 幹事)・石井淳蔵氏(日本マーケティング学会 会長、流通科学研究所 所長)・川上智子氏(早稲田大学大学院 経営管理研究科 教授、早稲田ブルー・オーシャン戦略研究所 所長)

 
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