マーケティング・
リサーチプロジェクト

オムニチャネル研究会

【研究目的】
 近年、ICTの発展によるコンタクト・ポイントの増加やビッグデータ処理技術の進展にともない、小売企業が店舗、ウェブ、コールセンター、携帯電話といった販売・コミュニケーション・チャネルを多様化し、シームレスな顧客体験を提供することにより、顧客価値の増大と顧客の囲い込みを図ろうとする動きが活発化している。オムニチャネルと呼ばれる戦略行動がそれである。
 本研究は、店舗とウェブを前提とする欧米型オムニチャネルに対して、百貨店、総合スーパー、食品スーパー、コンビニエンスストア、専門店、インターネットといった日本の小売企業に特徴的な多業態性を包含した日本型オムニチャネル、ならびにそうした小売環境のもとでのオムニチャネル・ショッパーの特性を産学共同プロジェクトにおいて明らかにすることを目的とする。

 

【研究方法および研究計画】
 本研究会は、オムニチャネル小売業、オムニチャネル・ショッパーに関する理論的・実証的研究を通じて、オムニチャネルの包括的な理論体系の構築を図ることを目的とする。
 3年目となる本研究会は、毎月一度の研究会を重ねてきており、今年度はプロジェクト期間を2つに分けて進める。前期(2018年4月~9月)では、これまで本研究会において蓄積してきた研究成果を踏まえて、『オムニチャネル時代の顧客戦略(理論編)』(千倉書房刊)の執筆・発行に向けて研究を進める。発行に際しては、研究報告会を開催し、同書の内容を広く学会員に周知する機会を持つ。
 また、4月以降、『商業界オンライン』においてオムニチャネルに関するエッセーをオムニバス形式で掲載し、本研究会の成果を実務界に向けて公表する予定である。
 後期(2018年10月~2019年3月)では、上記、理論編をベースとしながら、わが国におけるオムニチャネル戦略の代表的事例を研究対象とし、姉妹本となる『オムニチャネル時代の顧客戦略(事例編)』(千倉書房刊)の執筆に向けて研究を進める。
 こうした研究活動を通じて、わが国特有の小売環境下におけるオムニチャネルの包括的な理論構築に向けて研究を深化させる。

 

【研究期間】
2016年4月~2019年3月

 

【リーダー】
近藤 公彦 小樽商科大学 副学長 兼 大学院商学研究科 教授

 

【企画運営メンバー】
金  雲鎬 日本大学 商学部 准教授
太宰  潮 福岡大学 商学部 准教授
西原 彰宏 亜細亜大学 経営学部 准教授
鶴見 裕之 横浜国立大学大学院 国際社会科学研究院 准教授
中見 真也 学習院大学 経済経営研究所 客員所員
今井 紀夫 Google Japan Inc. Google Analytics Premium 統括部長
奥谷 孝司 オイシックス株式会社 統合マーケティング部 部長
角井 亮一 株式会社イー・ロジット 代表取締役
杉田 愼一郎 株式会社ジョイックスコーポレーション 執行役員 経営管理本部長、
       神戸大学大学院 経営学研究科 博士後期課2年
影井 智宏  株式会社浜銀総合研究所 情報戦略コンサルティング部 主任研究員

 

【研究報告会の案内】
次回開催日が決定次第、お知らせします。
 
【研究報告会レポート】
第2回 2018年3月18日
>「オムニチャネル時代の顧客戦略」
近藤公彦(小樽商科大学 副学長)・林直孝氏(株式会社 パルコ 執行役 グループICT戦略室担当)・村田昭彦氏(BAYCREW’S GROUP 前上席取締役)・奥谷孝司(オイシックス株式会社 執行役員 統合マーケティング部 部長)・逸見光次郎(元株式会社キタムラ EC事業部長、執行役員オムニチャネル(人間力EC)推進担当、現オムニチャネルコンサルタント)・中見真也(学習院大学 経済経営研究所 客員所員)

 
第1回 2016年7月16日
>「日本型オムニチャネルの現状と課題、そして新たな可能性」逸見光次郎氏(株式会社キタムラ 執行役員 経営企画室 オムニチャネル(人間力EC)推進担当)

 
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