マーケティング・
リサーチプロジェクト

カスタマー・エンゲージメント研究会

【研究目的】
 カスタマー・エンゲージメント概念は,サービス・ドミナント(S-D)ロジック,リレーションシップ・マーケティング,消費者行動といった分野で2010年頃から研究が活発化した。カスタマー・エンゲージメントとは,概して,製品およびサービスの購入を超越した,既存および潜在顧客を含めた利害関係者たちによる企業およびブランドに対する認知的,感情的,行動的な反応と捉えられている。しかし,今日に至るまで,定義や概念についてコンセンサスが形成されておらず,また実践的なインプリケーションも乏しい。そのため本研究会では,カスタマー・エンゲージメントの理論的および実践的な理解を促進し,理論的および実践的なインプリケーションを導き出すことを目的とする。具体的には,カスタマー・エンゲージメントの構成概念,先行要因および結果に関する既存概念を精緻化し,カスタマー・エンゲージメントの理論的および概念的枠組みを開発し,実証研究を通じてそれらの概念的枠組みを検証する。
 
【研究方法および研究計画】
 カスタマー・エンゲージメントという概念は,我が国では馴染みがないことから,初年度は,実務家を含めた研究会の参加者相互の理解を共有するために主要な既存文献をレビューする。文献レビューの成果は翻訳書という形での出版を予定している。
 次年度以降は,先行研究のレビューを踏まえてカスタマー・エンゲージメントの構成概念,先行要因と成果の概念モデルを開発する。その後,それらの構成要素に測定尺度を割り当て,一次調査として消費者と企業担当者にインタビューを実施して構成概念を精緻化し,二次調査として,参加企業の協力を得ながら,それらの諸概念の定量データを収集し,概念モデルを検証する。それらの検証結果から,理論的および実践的なインプリケーションを導き出す。
 

【研究期間】
2018年4月〜2019年3月

 

【リーダー】
井上 崇通 明治大学 商学部 教授

 

【企画運営メンバー】
庄司 真人 高千穂大学 商学部 教授
前田  進 千葉商科大学大学院 商学研究科 客員教授
大藪  亮 岡山理科大学 経営学部 准教授
田口 尚史 茨城キリスト教大学 経営学部 准教授
岡崎 好典 京王ウェルシィステージ株式会社                          

 

【研究報告会の案内】
第2回 2018年12月7日
> 「カスタマー・エンゲージメント概念の適用範囲の拡張」井上崇通(明治大学 商学部 教授)・田口尚史(茨城キリスト教大学 経営学部 准教授)・Linda D. Hollebeek(モンペリエ・ビジネススクール准教授) 
 
【研究報告会レポート】
第1回 2018年7月21日
> 「カスタマー・エンゲージメントの研究潮流と実務への適用可能性」井上崇通(明治大学 商学部 教授)・庄司真人(高千穂大学 商学部 教授)・田口尚史(茨城キリスト教大学 経営学部 准教授)

 
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