マーケティング・
リサーチプロジェクト

宇宙航空マーケティング研究会

【研究目的】
 宇宙航空は理工学主体の研究領域であるが、近年では政府主導から官民連携、ベンチャー企業の参入という新しい潮流が生まれている。航空産業は年率5%で成長が見込まれる数少ない有望市場といわれ、また、宇宙産業も高精度測位衛星や超小型衛星、小型ロケット、低軌道宇宙旅行サービス等、新しい市場とプレーヤーが登場しつつある。さらに地上ではドローン技術等の発展により、人流・物流ともにモビリティーに革新が起きようとしている。このような背景を踏まえ、本研究会は、マーケティング視点から宇宙航空領域の研究課題を探索し、宇宙航空の専門家のみに捉われない学際的なアプローチでの課題解決を試みることを目的とする。具体的には以下4項目を中心として研究活動を推進する。

  1. マーケティングの学術的・実践的な知見をテーラリングし、宇宙航空産業の振興や、新しい宇宙航空ビジネスの開発に活かすよう働きかける
  2. 宇宙航空に関わりの少ない産業領域と宇宙航空とのコラボレーションの可能性を探求し、新規事業開発を含めて将来の成長市場を開拓する
  3. 宇宙航空領域の革新的な研究開発に対して、潜在市場予測や経済性分析、顧客開発等、マーケティング領域からのフィードバックを行う
  4. 宇宙航空領域のマネジメント・エクセレンスを事例研究し、他の領域におけるイノベーション活動への応用展開を図る

 

【研究方法および研究計画】
 本研究会では、学術界・産業界から広く学会員を募集し、定性研究(事例研究、フィールドワーク、アンケート等)・定量研究(データ解析、モデリング、シミュレーション等)の両面からのアプローチを基本として、研究蓄積が少ない宇宙航空領域のマーケティング研究に挑む。具体的には、以下のような研究テーマを想定するが、参加メンバーからの研究テーマ提案を歓迎し、研究ポートフォリオを充実させる計画である。

  1. 宇宙航空領域へのマーケティング知見の応用研究
    -宇宙航空産業振興のためのマーケティング研究
    (電動航空機、次世代宇宙輸送システム、高精度測位衛星サービス、地球観測データ利用サービス)
    -宇宙航空のブランド・知的資産を活用したマーケティング
    (宇宙航空を活用したプロモーション、一般商品や工業生産物,もしくはサービスのマーケティング)
  2. 宇宙航空領域とのコラボレーション研究
    -宇宙食と機内食の技術・知見を昇華させる宇宙旅行グルメ
    -宇宙環境を活かした宇宙スポーツの可能性
    -VR技術を応用した宇宙航空サービス(AVATAR-X等)
  3. 革新的な研究開発へのフィードバックを志向した研究
    -将来型航空輸送システムのマーケティング研究
    (空飛ぶクルマ、ドローンタクシー、ドローン宅配、語句超音速航空機、宇宙旅行サービス、等)
    -日本におけるスペースポートの可能性検討
    -宇宙航空開発の経済効果・健康効果の数値化
  4. 宇宙航空領域のマネジメント・エクセレンスに関する研究
    -NASAやJAXA等の宇宙航空研究開発機関におけるオープンイノベーションの取り組みを研究
    -宇宙飛行士のチーム行動能力(Space Flight Resource Management)を応用展開
    -宇宙領域、航空領域の一般的なマーケティング研究、マネジメント研究を実施
    (航空機開発、航空輸送サービス、空港マネジメント、小型ロケット、超小型人工衛星、等)

 

【研究期間】
2019年4月〜2020年3月

 

【リーダー】
湊 宣明 立命館大学大学院 テクノロジー・マネジメント研究科 教授
 

【企画運営メンバー】
永井 希依彦 帝京大学 経済学部 講師
三好 弘晃 日本電気株式会社 宇宙システム事業部
菊池 優太 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 新事業促進部 J-SPARCプロデューサー
谷澤 正文 株式会社電通デジタル 統合プランニング事業部 部長
荒井  誠 株式会社電通 宇宙ラボ 主任研究員

 

【研究報告会の案内】
次回開催日が決定次第、お知らせします。

 
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