マーケティング・
リサーチプロジェクト

質的リサーチ研究会

【研究目的】
本プロジェクトの目的は、(1)質的リサーチがどのようにマーケティング戦略の策定を左右しているのか探求し、(2)実践力のある質的リサーチのスキル向上を図り、(3)研究成果としてアクション・リサーチに基づくビジネス・エスノグラフィーを発表することにある。
企業が戦略を策定する際、現場からの質的データが不可欠である。定量データは業務の改善等の「標準化」には効果はあるものの、これまでにはない商品やサービスによる「差別化」にはむしろ質的データが必要である。仮説を検証する前に仮説を導くことがまず重要であり、そのための消費者インタビューや参与観察といた質的データが良質でなければならない。
本プロジェクトでは、質的リサーチの熟達者のスキルを報告会で発表し、そのスキルの共有を促進することで会員への貢献を果たしつつ、研究成果としての論文・著書を発表する。

 

【研究方法および研究計画】
第1フェーズ:質的リサーチの研究系譜 
第1フェーズでは、質的リサーチの方法論的議論を網羅的に把握する。エスノグラフィーやエスノメソドロジー・会話分析、歴史的アプローチ、カルチュラルスタディーズ等の研究系譜の理解を確かなものにする。各分野の専門家を招いて講演をいただく。
第2フェーズ:質的データの分析 
第2フェーズでは質的データをどのように分析するのかについてのワークショップを実施する。例えばビデオに収録された消費者の行動データを、エスノメソドロジー的手法で分析するというスキルを共有する。その際には、会話分析等の専門家を招き指南を仰ぐことになる。
第3フェーズ:アクション・リサーチへの応用 
第3フェーズでは、実際のマーケティング現場から質的データを収集・分析し、現場へフィードバックする。その結果の気づきから、戦略変更やマニュアル改善、顧客満足度の向上等の変遷を記述するという、アクション・リサーチに基づくビジネス・エスノグラフィーを発表する。
 

【研究期間】
2014年4月〜2017年3月

 

【リーダー】
田村 直樹 岡山商科大学 経営学部 准教授

 

【企画運営メンバー】
横山 斉理 日本大学 商学部 准教授
大谷 泰斗 関西外国語大学 外国語学部 講師
松尾 真吾 株式会社クロス・マーケティング マーケティング&リサーチ部マネージャー 
井上 香織 カルビー株式会社 近畿支店営業企画課 アナリストチーム
鈴木  隆 大阪ガス株式会社 エネルギー・文化研究所 主席研究員

 
【研究報告会の案内】
第8回 2017年3月11日
> 「アブダクションを導く補助ツールの開発」田村直樹(岡山商科大学 准教授)
 
 
【研究報告会レポート】
第2回 2014年7月6日
> 「消費者ペルソナ」田村直樹(関西外国語大学 准教授)
 
第1回 2014年6月8日
> 「ビジネスエスノグラフィー・ワークショップ:物語性について(物語の作り方、構成の方法など)」田村直樹(関西外国語大学 准教授)

 
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