第5回AI×5G時代のビジネスモデル研究報告会レポート「生成AIが切り開くマーケティングの可能性」 |
第5回AI×5G時代のビジネスモデル研究報告会(春の三都市リサプロ祭り:東京会場) > 研究会の詳細はこちら
テーマ:生成AIが切り開くマーケティングの可能性
報告者(敬称略):
- 生成AIの技術トレンドと企業の導入状況
高野 悠哉(日本マイクロソフト クラウド & AIソリューション事業本部 Data & AI Specialist):ゲスト講演者 - パネルディスカッション
高野 悠哉(同上)
安岡 寛道(明星大学 経営学部 教授 / 中小企業診断士)
伊藤 智久(明星大学 経営学部 准教授)
日 程:2024年3月9日(土)11:00-12:20
場 所:一橋大学 千代田キャンパスおよびZoomによるオンライン開催
【報告会レポート】
第5回目の報告会は、春のリサプロ祭りの東京メイン会場である一橋大学の千代田キャンパスにて開催し、数多くの方々にご参加を頂きました。
報告会では、まず伊藤氏からAI×5G時代のビジネスモデル研究会の概要とこれまでの活動について説明されました。
続いて、高野氏から「生成AIの技術トレンドと企業の導入状況」と題して講演が行われました。まず、生成AIの普及やそれがもたらすインパクトについて概観した上で、ChatGPTによるテキスト生成過程について解説されました。その上で、マーケティングにおける生成AI活用のユースケースを、「サービスの向上」「収益の拡大」「コストの削減」という分類軸で整理して説明されました。
高野氏の講演資料の一部
企業における生成AI活用の数多くのユースケースの紹介に続いて、生成AIがもたらす新たなリスクについても説明されました。さらに、それらのリスクに対する対策についても解説されました。
高野氏の講演資料の一部
高野氏の講演後には、安岡氏と伊藤氏を交えパネルディスカッションを行い、生成AIのマーケティングに対する新たな可能性について理解を深めました。
質疑応答では参加者からは「生成AIによって消費行動はどのように変容するか」「マーケティングにおいて生成AIが果たすべき役割と人間が果たすべき役割は何か」「生成AIの普及によって広告代理店等のマーケティング支援事業者にはどのような影響があるか」「著作権侵害にはどのように対処すべきか」「生成AIで活用するデータセットの整備はどのようにすべきか」など、数多くの質問を頂き、それぞれに丁寧な回答を頂きました。
生成AIのマーケティング活用という、急激に変化している分野のディスカッションであり、講師や参加者が非常に白熱していました。生成AIについて様々な可能性や課題を感じる大変刺激的なセッションでした。
(文責:伊藤 智久)