リサーチプロジェクト第40回<価値共創型マーケティング研究会> |
#いまマーケティングができること
【研究報告会】
第40回<価値共創型マーケティング研究報告会>(リアル開催) > 研究会の詳細はこちら
*学会員のみ参加いただけます。入会後、お申込みください。
テーマ:顧客の生活世界をフォーカスする分析視角 ― TEAに注目して ―
本研究会は、かねてより価値共創の概念に基づく新たな企業・顧客間関係とはどのようなものかについて検討しています。関心の対象は企業や顧客であり、それ自体は明確なのですが、両者の関係性に注目するためには、時間の流れを無視できないほか、さまざまな背景が作用しますし、一番大切なのは顧客の行動や認識です。顧客がどのような認識のもと、どのような行動をとるのかを検討するための分析視角の確立が求められる訳ですが、近年は心理学の質的研究方法を用いた研究の増加がみられます。そこで、第40回研究会では、全体として、TEA(複線径路等至性アプローチ)に焦点を当てることにします。心理学の質的研究方法におけるTEAの位置づけを明確化したうえで、TEAがマーケティングの研究と実務に何をもたらしうるのかを議論いたします。
報告1:「マーケティング研究におけるTEAの可能性」(仮)
小菅 竜介 氏(立命館大学大学院 経営管理研究科 教授)
TEAに着目した経緯を紹介したうえで、顧客経験、サービス・ドミナント・ロジック、消費者研究に関する先行研究を参照しながら、TEAがマーケティング研究にどのような貢献をもたらしうるのかを検討します。
報告2:「人生径路と発達のプロセスをとらえるTEA」(仮)
安田 裕子 氏(立命館大学 総合心理学部 教授)
TEAとは何かについて、その理論的土台である文化心理学と記号の考え方、心理学の質的研究方法における位置づけを中心として解説します。また、さまざまな領域において進められている研究や社会実装について触れながら、TEAの有効性を明らかにします。
報告3:「TEA実践の実際 ― ブランド意味の把握に関する調査の実例から ―」(仮)
杉浦 愛 氏(大日本印刷株式会社 情報イノベーション事業部)
TEAを実践するステップと、最終的にどのようなことが明らかになるのかを、ブランド意味の把握に関する調査の実例から示します。また、実務においてTEAを活用することの展望を検討します。
パネルディスカッション:
小菅 竜介 氏(同上)
安田 裕子 氏(同上)
杉浦 愛 氏(同上)
今村 一真(茨城大学 人文社会科学部 教授)
【日時】
2023年3月19日(日)13:00-16:30
【場所】
グランフロント大阪 北館タワーC 8階
ナレッジキャピタルカンファレンスルームタワーC roomC06 > MAP
住所:〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町3-1
【参加費】
無料
【定員】
先着30名
【応募締切】
2023年3月13日(月)12:00
【注意事項】
*報告会は定員制であり、追加募集などの処理が煩雑になるため、キャンセルができないことをご了解ください。
*当日は、サイト掲載のため会場の様子を撮影予定です。問題のある方は、企画運営メンバーにお申し出ください。