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| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.10 |
| 新市場開拓のための消費者行動変容に関する研究 |
| 平岩 英治 コンサルタント |
| 発行：2021年10月29日 |
| 分類：一般報告 |
| 掲載形態：フルペーパー |
| 要約 ： 一般に，潜在顧客の顕在化や潜在ニーズの顕在化と言われることがあるが，現実に潜在的なものを顕在化するのは，言葉で言うほど容易なことではない。なぜなら，潜在的とはまだ見えていないからである。さらに，アンケートなどで，「買う」と回答した人でも，実際にはその全員が買うわけではない。 また，潜在顧客の顕在化とは，消費者の興味や関心に刺激を与えることにより，程度の差こそあれ，消費者の思考，さらには行動に変化を与え，選好を引き出すものである。 このため，本研究では，新市場開拓のための消費者行動変容について，新たな内容によって新市場を切り開いた事例の分析から考察し，次のことを示している。消費者に大きな影響を与えること。消費者の強い情動を引きおこし，消費者に長期記憶を形成させること。消費者に限定感や特別感などの優越的感情をおこさせること。消費者に新しい魅力を与え，見たいという欲求の形成を促し，自己決定欲求がおきれば，選好を引き出すことである。 |
| キーワード ： ネガティブ 感情 記憶 自己決定 |
| ページ ： pp.267-273 |
| ファイルサイズ ： 593KB |
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