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ポスターセッションの報告要旨の |
| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.5 |
| ツールキット効果 |
| 無印良品のクラウドソーシングの研究 |
| 大伴 崇博 |
| 発行 : 2016年10月12日 |
| 分類:一般報告 |
| 報告要旨 : 本報告の目的は、ユーザーがアイデアを投稿する「ツールキット」(フォーマット)が、企業内部の専門家に対して、どのような影響を与えるのかについて明らかにするものである。 そもそもツールキットの研究は、ユーザー自身のイノベーションをサポートする技術として始まった(von Hippel 2001)。その後、ユーザーに与える効果は維持しつつも、クラウドソーシング(ユーザー参加型製品)における、ユーザーと企業との開発インターフェースと捉えた研究にまで発展してきた。Piller and Walcher(2006)は、ツールキットを、インターネットをベースに、ユーザーが持つ解決の情報や、革新的アイデアをメーカーに表現・提案しやすくするための手法と説明する。このようにツールキットのユーザーへの効果は研究の射程にあるが、それを見て解釈する企業内部の専門家にもたらす効果は捉えきれていない。 そこで、本研究ではクラウドソーシングを通して多くの製品を開発してきた無印良品(Nishikawa et al. 2013)を対象に、開発者やデザイナーにインタビューなどの定性調査を行い、ツールキット効果を明らかにしていく。 |
| キーワード : ツールキット クラウドソーシング ユーザー・イノベーション 無印良品 定性調査 |
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