ポスターセッション

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 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.7 
消費者の声を活用できるツールキットはこれだ!
中原 隆友
(株)りそな銀行営業サポート統括部
畑中 大介
富士ソフト(株)金融事業本部金融営業部
栗原 寛
日本水産(株)水産事業第三部油飼課
高井 久幸
雪印メグミルク(株)市乳事業部統括G
山内 隆弘
カストマシステム(株)システム事業部
西川 英彦
法政大学経営学部教授
発行 : 2018年10月08日
分類:一般報告
報告要旨 :
本研究は,消費者参加型新製品開発におけるツールキット(Piller & Walcher, 2006)に焦点を当て,企業の新製品開発におけるツールキット活用の現状と,そこでの有効なツールキットについて明らかにすることを目的とする。
本研究の成果として,2015年の1年間の日経テレコンDBから抽出した1,862件もの記事から,以下3点を導き出した。第1に,先行研究が明示した「アイデア」「解決策」に加え,「不満」という3つの声の水準があった。第2に,声の3水準を縦軸に,特定/不特定課題を横軸に整理した6象限における日本企業の分布を明らかにした。第3に,先行研究では明らかにされていない有効なツールキットについて,象限毎の特徴を整理した。
さらに,実践する11社を訪問した結果,以下3点の発見をした。第1に,ユーザーイノベーションを取り込むための最適なツールキットとその選定方法を明確化した。第2に,企業が主体的に誘導することにより,消費者の声を企業が求めるレベルまで引き上げることが可能であることを明らかにした。第3に,企業が消費者から継続的に「解決策」を得るための条件を明らかにした。
キーワード : ユーザーイノベーション 新製品開発 アイデア 解決策 不満


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