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 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.9 
スマートフォン決済普及のための顧客志向マーケティング
安田 滉規
東京工科大学 メディア学部
森家 明味
東京工科大学 メディア学部 演習講師
森川 美幸
東京工科大学 メディア学部 専任講師
発行 : 2020年12月16日
分類:一般報告
報告要旨 :
2018年に経済産業省が公表した「キャッシュレス・ビジョン」によると,キャッシュレスの推進は,消費者に利便性をもたらし,事業者の生産性向上につながる取り組みとされている。消費者には,消費履歴のデータ化により家計管理が簡易になる,大量の現金を持ち歩かずに買い物ができるなどの利点がある。事業者には,レジ締めや現金取り扱いの時間の短縮,外国人観光客需要の取り込み,データ化による高度なマーケティングの実現などの利点がある。しかし,技術革新によりもたらされる機能的な利便性が存在しても,キャッシュレス決済を普及させることはできない。実際,キャッシュレス・ポイント還元事業が実施されたにも関わらず,期間中にQR・バーコード決済を採用した消費者の割合は17.4%に留まっているのが現状である。
本研究では,先行研究では言及されることのなかったスマートフォン決済が普及するための経済的,社会的条件を顧客視点から考察する。キャッシュレス決済をまだ採用していない消費者を対象に質的調査を行い,日本の支払市場で利用され始めたスマートフォン決済の普及要因,妨害要因から効果的な機能やプロモーション方法を明らかにする。
キーワード : キャッシュレス QRコード・バーコード決済 消費者心理 デプスインタビュー


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