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 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.9 
地域が「社会的ふるさと」として若者に選ばれるには~若者関係人口の獲得・育成メソッドの開発~
臼井 健太
㈱小田急エージェンシー プランナー
上田 和明
㈱小田急エージェンシー データアナリスト
増田 光一郎
㈱小田急エージェンシー プランナー
発行 : 2020年12月16日
分類:一般報告
報告要旨 :
近年,定住はせずに特定の地域との関わりを持つ「関係人口」という姿が注目され,地域側は特に長期的に関わってくれる若い人材を募集している。しかし,関係人口という概念はまだ漠然としており,各地域が親和性の高い若者関係人口を的確に把握できる手法はまだ確立されていない。
そこで本研究では,詳細な若者関係人口像を明らかにするため,彼らの「関係性についての意識」や「地域活動の内容」等を洞察した。その結果,若者関係人口は地域の魅力に惹かれファン化している「消費層」と,地域活性化に寄与する「生産層」に大別され,前者は従来の観光客に近い一方,後者は地域に対し「自分の居場所や役割がある」という意識を持つことを発見した。このように若者生産層が自分の社会的役割を見つけ出す新たな地域を「社会的ふるさと」と命名,若者生産層に関わりたい地域として選ばれるための起点を提唱している。さらに生産層4タイプ・消費層2タイプに分類し,各タイプとの関係構築の要件も導出した。
今後,コロナ禍によって都市から地方への人口流動とその獲得競争が起きることも想定される。各地域が若い人材を獲得・育成できるメソッドを本研究によって確立していく。
キーワード : 社会的ふるさと 居場所と役割 地域と若者の関係構築 関係人口 人材獲得・育成メソッド


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