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									 ポスターセッションの報告要旨の  | 
							
| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.7 | 
| 工場の生産ラインにおけるマーケティング活動 ~ 製造グループによる社内マーケティング活動の成果 | 
| 生産ラインの運営にマーケティング的視点を取り込むことによって、工場ラインの稼働率と生産効率を向上し、企業利益を最大化する手法についての実践例。 | 
| 岩井 啓充 有楽製菓株式会社 豊橋工場 工場長  | 
							
| 吉谷 梓 有楽製菓株式会社 豊橋工場 生産管理課  | 
| 松田 伊世 有楽製菓株式会社 豊橋工場 生産管理課  | 
| 発行 : 2018年10月08日 | 
| 分類:一般報告 | 
| 報告要旨 :  工場において、原材料や仕掛品の滞留や不良在庫の発生、生産日程の急な変更などはいずれも大きな損害を伴うものである。工場はECRの手法を用いた生産管理システムやTPMによる機械装置の保全システム、あるいはQCサークル活動などを用いて事態の解決を図ろうとするのだが、それらの手法を駆使しても、解決できない課題があることが判ってきた。部門間のコミュニケーションが不足して、必要であるはずの情報が共有されないからである。受注、生産計画、原料調達、原料在庫管理、生産、製品在庫管理、出荷という生産フローの中で、情報が一方通行にしか流れないという状況が頻発しているのである。 そこで,生産フロー全体を統括する組織と機能を追加し,そこにマーケティングの4Pの考え方を導入した。生産部門が営業部門に対して,あるいは別の工程に対して価格やプロモーションなどのマーケティング活動を行い,生産ラインやターゲット商品を絞り込んで,生産に関する経営資源を集中するのである。この結果,生産に関わる情報の共有化が急速に進み,新たなKPIが生まれ,2018年7月期の商品供給能力は前期の20%増しとなった。  | 
							
| キーワード : 生産フロー ECR TPM QCサークル マーケティングの4P | 
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