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 日本マーケティング学会 ワーキングペーパーVol.10 No.5 
OTC医薬品のテレビCMにおける適正利用へのメッセージ性に関する検証
Verification of messages regarding proper use in TV commercials for over-the-counter drugs
内藤 楽人
横浜市立大学 国際商学部 国際商学科
原 広司
横浜市立大学 国際商学部 准教授
発行:2024年01月31日
更新:2024年01月31日
分類 : 論文
要約 :
セルフメディケーション制度の拡充や新型コロナウイルス感染症蔓延を契機にOTC医薬品市場が拡大した一方で,若年層の過量服薬(OD)や薬物乱用等の恐れから, OTC医薬品の適正利用を求める機運が高まっている。しかしながら,OTC医薬品購入時に薬剤師等に相談する消費者は少なく,さらにコロナ禍の非接触型購買行動の傾向も相まって自己判断の傾向が強まっている。そのため, 消費者の適正利用を促すうえで, テレビCM等のプロモーションが重要な役割を担っている。したがって, 本稿ではOTC医薬品のテレビCMが消費者の適正利用を促しているのかを検証することを目的とした。コロナ禍に放映された解熱鎮痛薬,総合感冒薬,鼻炎薬群のテレビCM36本をM-GTA法を用い要素分析した結果, OTC医薬品のリスク区分を視聴者に伝える要素がほとんどなかったこと,成分の効き目に関する表現のなかに消費者に誤解を与えるものが含まれていたこと,総合感冒薬の新製品に共通して休息を勧める表現が含まれていたことが明らかになった。現状のテレビCMでは適正利用を促す要素が少ないことから, OTC医薬品の広告ガイドラインを整備する必要性が示唆された。
キーワード : OTC医薬品 テレビCM セルフメディケーション 医薬品の適正利用 M-GTA
ページ数 : 表紙1 + 本文17
ファイルサイズ : 1764KB


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