ワーキングペーパー

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 日本マーケティング学会 ワーキングペーパーVol.1 No.7 
「弁当の日」で地域とつながる小売・メーカー・生産者
子供たちのためにマーケティングができること
太宰 潮
福岡大学 商学部 准教授
発行:2015年09月22日
更新:2015年09月29日
分類 : ケース
要約 :
平成25年5月現在、日本全国で小中学校を中心に1100 を超える学校が実施し、実践校が増え続けている活動が、「弁当の日」である。買い出し、調理、盛り付け、片付けを全て子供が自分たちで行うものであり、家族との暮らしの時間を増やし、社会との関わりを知ることができる。現在「弁当の日」を応援する取り組みが広まりつつある。『チェーンストアエイジ』(2013年4月15日号)には,(株)シジシージャパンが「弁当の日」の応援・普及に力を入れる、とする記事が実例とともに紹介されている。中国地方ではカゴメ( 株)と小売店との協働も行われており、今後広範囲での応援活動が企画されている。本報告では応援活動の事例の紹介を行い,その意義や効果を議論する。具体的には弁当を紹介する店頭、「弁当の日」に合わせた店頭訴求(例:地産地消等)、子供が食材購入する際のレジでの会話,当日に小売店担当者や生産者と生徒とが交流する様子等である。本報告は太宰(2011)の続編にもあたる。小売店が消費の現場に出ることで、地域への訴求が可能であること、本活動通して、地場SMは食材提供という本業を介した地域貢献ができることを紹介する。
キーワード : セールスプロモーション 地域密着 リテール・マーケティング 弁当の日
ページ数 : 表紙1 + 本文10
ファイルサイズ : 2461KB


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