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第83回マーケティングサロンレポート「デザイン思考って何だろう?~顧客起点のサービス・ビジネスのつくり方」

第83回 マーケティングサロン:東京
「デザイン思考って何だろう?~顧客起点のサービス・ビジネスのつくり方」
日程:2018年11月21日(水)19:00-21:00
場所:中央大学後楽園キャンパス 3号館 11階 31100教室(中央大学ビジネススクール内)
ゲスト:Takram ディレクター / ビジネスデザイナー 佐々木 康裕 氏
サロン委員:瀬沼 哲彦・島崎 優子・芳志戸 啓
 
【ゲストプロフィール】
佐々木 康裕 氏
Takram ディレクター / ビジネスデザイナー*
クリエイティブとビジネスを越境するビジネスデザイナー。ユーザーリサーチから、コンセプト立案、エクスペリエンス設計、ビジネスモデル設計を手掛ける。デザイン思考に加え、認知心理学やシステム思考を組み合わせた領域横断的なコンサルティングプロジェクトを展開。Takram参画以前は、総合商社でベンチャー企業との事業立ち上げ等を担当。経済産業省では、Big dataやIoT等に関するイノベーション政策の立案を担当。 早稲田大学政治経済学部卒業。イリノイ工科大学Institute of Design修士課程(Master of Design Method)修了。
 
*ビジネスデザイナーとは、クリエイティブマインドセットを備えつつビジネススキルを駆使しながらビジネスモデル作成や事業戦略の立案を行う職種で、海外では多くのイノベーションに、このビジネスデザイナーが深く関わっています。
 
【サロンレポート】
 近年、日本でも「デザイン思考」をビジネスに取り入れる企業が増えてきました。デザイン思考というと、クリエイティブな分野の仕事であると誤解されることがありますが、デザイン思考は人間中心のやり方で、ユーザーにとって有効なソリューションを創るための「考え方」と「プロセス」が体系化されたものであり、様々な業種、職種で活用できる考え方です。
 
 しかしながら、基本的にビジネスとデザインは主な概念が対立していることが多く、ビジネスが合理性と客観性を重視する一方で、デザインは主観的経験を重視します。ベストな回答を求めて分析するのがビジネスであるなら、デザインはプロトタイプ制作を繰り返しながら、ベターな回答を求め続けます。ビジネスは計画を重視し、デザインは実行を重視します。
 
 意思決定の判断指標となるディシジョン・ドライバーについては、ビジネスはロジックや数値モデルで、デザインは感性に訴えるインサイトを軸とした実験モデルが中心となります。そしてベースとなる価値観も異なり、ビジネスはコントロール可能性や確実性を好む、裏を返せば不確実性を嫌うということになります。一方、デザインは正しさよりも新規性や面白さを重視し、現状維持を嫌う傾向があります。ビジネスデザイナーは、この相反する両者を統合する仕事なので難しさがあります。
 
 サロンでは、この相対する「ビジネス」と「デザイン」のバランスを保ちながら、実際にプロダクト/空間/サービスなどのデザインを再検討することによってビジネス課題が解決された具体的事例がお話されました。
 
【サロンを終えて】
 当日は、自社のビジネスやマーケティング戦略の検討プロセスにデザイン思考を導入し始めた方も参加されており、「ビジネス思考中心の文化においていかにデザイン思考を取り入れるべきか」という問が投げかけられ、活発な議論が繰り広げられました。
 

集合写真
 
(サロン委員:芳志戸 啓)

 
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