リサーチプロジェクト
研究報告会の案内

リサーチプロジェクト第7回<ユーザー・コミュニティとオープン・メディア研究会>

#いまマーケティングができること

【研究報告会】
第7回<ユーザー・コミュニティとオープン・メディア研究報告会>(オンライン)
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*学会員のみ参加いただけます。入会後、お申込みください。
 
テーマ:ネット集合知:ユーザー・コミュニティ共創の成果-医師と製薬をつなぐ集合知プラットフォームビジネス-
 
 ユーザーが集まるコミュニティを利用したコンテンツ創作や問題解決が成果を上げる事例が増えている。ソフトウェアの開発や改善、プロのチェス棋士との対戦、古文書の解読、さらには音楽や動画の協働的創作など、アマチュアユーザーのコミュニティとそこに集まる「ネット集合知」が、専門家の有する専門知を凌ぐアウトプットを生み出している。ネット集合知は、ユーザーの共創(co-creation)プロセスの成果であり、これまでの用語でいうプロシューマー、リードユーザー、あるいはクリエイティブ・ユーザーを行為主体として、多様な顧客コミュニティや投稿コミュニティなどの環境・技術プラットフォームを舞台に、多様な共創方法が展開され、その成果物がネット集合知に結びつく。これまで本研究会では主にネット集合知の成果物としてユーザー生成コンテンツ(UGC)の創発プロセスに注目して実証研究を行なってきたが、今回は改めてネット集合知研究の全体像を捉え、先進的な取り組みを行なう具体的な企業事例を報告したい。
 報告では、第1部でネット集合知に関する近年の学術研究の動向を簡単に整理して今後の研究課題を提示した後、第2部で医師のコミュニティから医療や製薬へ有効な提言を生み出すコミュニティを組織するメドピア株式会社(東証1部)の集合知プラットフォームビジネスを紹介する。
 
報告1:ユーザー・コミュニティ共創のネット集合知
片野 浩一(同リーダー、明星大学経営学部教授)

片野浩一

 近年のユーザー共創から生まれるネット集合知と呼ばれる日本語には2つの意味がある。1つはコンピュータ技術の分散ネットワークを生かして多数のユーザーの知識と能力を集めて特定の目的や課題の解決を目指す過程で生まれる「集団知性(collective intelligence)」の意味である。その共創プロセスには特定のリーダーや企業が管理・調整を行なう。2つ目はこの分散ネットワークから派生的に生まれたもので、多数ユーザーの知識や能力を集約的に集めるというより、ユーザー個人の自律性や創発性を拡散的に生み出して多様な利用場面でアウトプットを出していく「群衆の叡知(wisdom of crowds)」である。そして、これらがアウトプットされる場面は、大きく問題解決プロセスとユーザー生成コンテンツ(user generated content: UGC)の2つに分かれる。前者は特定問題の解決を目指すプロセスが重視され、後者は具体的なコンテンツの創作が成果物になる。報告では、こうした分類軸から見られる事例について紹介する。
 

 

報告2:医師と製薬をつなぐ集合知プラットフォームビジネス 
天坊 吉彦(メドピア株式会社 取締役)

天坊吉彦

 メドピアグループは、「Supporting Doctors, Helping Patients.」のミッションのもと、医師や薬剤師などの医療従事者をサポートしながら、その専門家ネットワークと集合知を活用して個人向けのヘルスケアをサポートする企業である。全国の医師が参加する医師向けコミュニティ「MedPeer」のプラットフォームを基盤に医師や医療現場を支援する「ドクタープラットフォーム事業」と、健康増進・予防などのコンシューマー向けのヘルスケア支援を行う「ヘルスケアソリューション事業」の2つの事業を運営する。
 主力の集合知プラットフォーム事業「MedPeer」では、国内医師の3人に1人にあたる12万人以上が参加するコミュニティを運営し、医師会員によるユーザー生成コンテンツ(UGC)が日々投稿される。そこで薬剤や疾患など多様なテーマで医師同士が臨床経験を共有することに加え、エキスパート医師が臨床の疑問を解決する症例相談なども活発に行われ集合知を形成する。この医師コミュニティと製薬企業や医療機器メーカーの市場を2サイドマーケットとして結びつけるのが同社のビジネスモデルであり、詳しく紹介する。
 

 

【日時】
2021年2月5日(金)19:00-20:30(受付開始 18:45)
 

【参加方法】
Zoom
 

【注意事項】
*本報告会は、ビデオ会議システムZoomを利用します。Wi-Fiにつながった、カメラ付きのパソコンやタブレット、スマホから、ご参加ください。
*申し込みをしたら、「イベント申し込み完了メール」のリンクからご参加ください。なお、参加にあたり、Zoomのアカウントは不要です。
*学会員向けの報告会のため、映像や音声の録音は禁止です。接続先のリンクを第三者に教えないでください。
*研究会側で、「ビデオの開始(映像オン)」、「音声ミュート」を初期設定しています 。なお、ご自身の背景などカメラに映るものに著作権上の問題がないようにご注意ください。
*質問は、適時チャットにコメントください。質疑応答の時間に取り上げます。なお、全て対応できない場合はご容赦ください。
*当日は、サイト掲載のためZoomの様子を画像キャプションする予定です。問題のある方は、「ビデオの停止(映像オフ)」にしてください。なお、前述した著作権上の問題はご注意ください。
*オンライン開催にあたり、運営側が不慣れなためのトラブルや、参加者のインターネット接続、映像・音声等のトラブルには対応できないことを、あらかじめご了解ください。
 

【参加費】
500円
 

【定員】
先着30名
 

【応募締切】
2021年2月3日(水)
 

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