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第50回マーケティングサロンレポート「コートヤードHIROOという必然性~丸井創業家が挑む従来不動産モデルからの進化」

第50回 マーケティングサロン
「コートヤードHIROOという必然性~丸井創業家が挑む従来不動産モデルからの進化」

日程:2016年7月20日(水)19:00-20:45
場所:コートヤードHIROO
ゲスト:株式会社アトム 代表取締役副社長 青井 茂 氏
サロン委員:高橋千枝子・東口晃子
 

【サロンレポート】
 第50回という節目になる今回のサロンでは、新しいライフスタイルを発信する拠点「コートヤードHIROO」を牽引する株式会社アトム副社長の青井茂氏をスピーカーにお迎えして、コートヤードHIROO内アートギャラリーで開催し、開発経緯や狙い、今後の展開についてお話頂きました。
 青井氏は丸井創業家三代目(祖父は丸井創業者青井忠治氏)という華麗なる一族でありながらファミリービジネスには関わらず、コンサルティングや企業再生などで活躍されている中、ご自身の大きな怪我による長期休養を契機に、ご自身の使命や祖父の生き様などを振り返り、ファミリービジネスとして不動産業を営む株式会社アトムに入社されました。
 不動産ビジネスに関わる中、大手不動産会社と差別化していく為にはどうすれば良いかを徹底的に考え、「コートヤードHIROO」を生み出すに至りました。「コートヤードHIROO」は旧厚生省公務員宿舎をリノベーションした建物で、欧米のコートヤード文化を日本流にカスタマイズしています。ただ単なる不動産リノベーション物件ではなく、新しい文化・ライフスタイルの発信拠点であり交流する場です。オープンイベントやシェアオフィス、レストラン、ヨガスクール、幼児スクールなどを運営していますが、いずれも他にはない独自の内容ばかりです。
 コートヤードHIROOをはじめアトムが世間に認知され、唯一無二の存在になる為には、「ストーリーのある事業を展開していく。大企業が手を出せない事業を展開していく。自分たちの100%を100%として伝えていく。」ことが重要であり、自社だけでなく外部との掛け算によってもっと強くなります。その為、国内だけでなく海外との掛け算にも取り組んでいます。
 最後に経営者として、そして三代目の使命として、企業を存続して、次の世代につなぐことの重要性について言及されました。
 
【サロンを終えて】
 今回は「コートヤードHIROO」で開催したので、本施設の特徴やコンセプトなど、実際に肌に感じることができる意義のある会でした。またコートヤードHIROOの紹介だけに留まらず、創業家三代目としての使命についてもお話いただき、サラリーマン社長とも創業社長とも異なる立場・価値観についても触れることができました。特に祖父であられる丸井創業者青井忠治氏の商売哲学「景気は自らつくるもの」が、コートヤードHIROOという形で三代目に受け継がれ、更に広がっていくのだと思うとワクワクします。

 
青井 氏 集合写真
写真左より、ゲストの青井氏、集合写真(前列中央が青井氏)
 
(サロン委員:高橋千枝子・東口晃子)

 
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