ニュースリリース

第1回価値共創型マーケティング研究
報告会レポート
「マーケティング研究における価値共創の論点と研究の方向性」

第1回価値共創型マーケティング研究報告会
テーマ:「マーケティング研究における価値共創の論点と研究の方向性」
日程 :2013年5月11日(土)15:00-18:00
場所 :広島大学東千田町キャンパス

 

第1回の研究会は、マーケティング研究における価値共創に関する研究の論点整理やその方向性をテーマに開催されました。
そこで研究会を2部構成とし、前半は上記テーマに関する3名の研究発表、後半は参加いただいた研究者や実務家の方々とのディスカッションを中心に価値共創とマーケティング研究との接続やその問題点について検討しました。

 

前半の研究発表の内容は以下の通りです。

 

大藪亮(岡山理科大学)
「価値共創とマーケティングとの関係をどのように捉えることが可能か」
 ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの事例からS-Dロジックを基礎としたマーケティング研究に対する新たな視点(間接的関与)について報告されました。

 

田口尚史(茨城キリスト教大学)
「グロース消費:不完全なオファリングの完成された価値提案への育成」
 消費者の新しい共創形態としてのグロース消費という概念についてAKB48や初音ミクの事例を手がかりに報告されました。

 

今村一真(茨城大学)
「製品使用マーケティングの試み:どのように価値共創を促進できるのか」
 スバルの事例から製品の使用段階における顧客と企業の自由な関係をどのように構築することができるのかについて報告されました。

 

研究発表後、村松潤一プロジェクトリーダーを中心に参加者を含めたディスカッションが行われました。今回の研究会では、価値共創がマーケティング研究に与える可能性とは何か、また価値共創に関する理論と実務の橋渡しをどのように行なうことができるのか、について予定を大幅に延長し白熱したディスカッションとなりました。
次回研究会は、8月に東京で開催する予定です。会員の皆様のご参加をお待ちしております。

 


写真左から、田口先生の報告、会場の様子

 

 
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