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第137回マーケティングサロンレポート「世界No.1ショートムービープラットフォーム「TikTok」~TikTokが世界の人々を魅了する理由~」

#いまマーケティングができること

第137回マーケティングサロン(嶋口内田研究会):オンライン
テーマ:世界No.1ショートムービープラットフォーム「TikTok」~TikTokが世界の人々を魅了する理由~
 
日 程:2021年9月28日(火)19:00-21:00
場 所:Zoomによるオンライン開催
ゲスト:TikTok For Business Japan Director, Head of Global Business Marketing, Japan 鈴木 瑛 氏(所属情報はサロン開催時点)
サロン委員:尾崎 文則・佐藤 圭一・金 泰元・芦田 裕・八尾 あすか
 
【ゲストプロフィール】
鈴木 瑛 氏
TikTok For Business Japan Director, Head of Global Business Marketing, Japan
07年電通入社。クリエイティブディレクターとして多数のマーケティング戦略をディレクションし、Cannes Lions、D&AD等170以上の国際的なアワードを受賞した。
また、2016年には米国の国際政治雑誌Foreign Policy Magazine が表彰する
「世界の頭脳100人」にヒラリー・クリントンやマーク・ザッカーバーグらと並んで選出。
そして、2018年にはPR業界誌「Holmes Reports」から「アジアのイノベーター25人」に、広告業界誌Campaignから「40歳以下の注目すべき40人」として選出・表彰を受ける。
2019年よりTikTok For Business Japanに入社し、「Global Business Marketing – Japan」を立ち上げる。
 
【サロンレポート】
​ TikTokはクリエイティブで、真に楽しくポジティブな体験を提供することで、人々の生活を豊かにすることを目指した、モバイル向けショートムービープラットフォームです。ダウンロード数は世界20億以上に上り、150の国と地域、75言語で利用されています。
 今回のマーケティングサロンでは、TikTok For Business Japanの鈴木 瑛氏をお招きし、世界中のユーザーが夢中になるTikTokの特性とは?TikTokの“現在地”と“今後”の展望とは?そして今後、ブランドマーケターはTikTokを通して、お客様とどのようなコミュニケーション、そしてエンゲージメントを育んでいくことができるのか?などのトピックをお話しいただきました。
 
【サロンを終えて】
​ TikTokはグローバルで10億人の人が利用し、2020年の世界アプリダウンロード数ランキングで1位となった「一番次の流行りが分かるモバイルプラットフォーマー」です。その影響力は計り知れません。若い世代のユーザーが大半を占めると思っていたものの、実際には18~34歳が過半数を占めるとのこと。その背景には“踊り”や“口パク”から、“赤ちゃん”や“エンタメ”などコンテンツ、“HowTo”動画や“Vlog”などのコンテンツを増やすとともにユーザーの年代を広げるという取り組みが功を奏したようです。
 また、TikTokクリエイターの投稿によって、消費財の売上が大きく変わった事例から「TikTok売れ」という言葉が生まれるなど、購買に寄与する影響力を持っていることにも驚きです。
 さらに、SNSのリコメンデーションエンジンにはそのSNSの思想が最も顕著に表れることを改めて痛感しました。TikTokのCMでは「きみが次に好きなもの。」というタグラインが打ち出されています。つまり、ユーザーが“今”好きなコンテンツではなく、これから好きになるコンテンツと出会う場所とポジショニングしているのです。いま好きなものと類似した動画だけをリコメンデーションするのではなく、あえて、これから好きになるであろう動画を織り交ぜてリコメンデーションしているというアルゴリズムはとてもユニークなものです。
 ますますそのユーザーとコンテンツの広がりを見せ、消費者の行動へ影響を与え続けるTikTokの動向に今後も注目していきたいと思います。
 講師をお引き受けいただいた鈴木様、ご参加いただいた皆様にはこの場を借りて深く御礼申し上げます。
 
(文責:尾崎 文則)
 
 今回は実務家が3分の1、アカデミアが3分の2と、アカデミアの方のご参加が多い珍しい会となりました。若者向けのSNSというイメージが先行してか、冒頭の鈴木氏からの投げかけでTikTokを普段から使っていると答えた方は数人ほどでした。しかし、講義後の質疑応答では、TikTokのアルゴリズムやグローバルとの違い、実際に広告運用する際の考え方や相性の良い業界、TikTokの変遷の理由や今後の展望まで、たくさんの質問が参加者から飛び出し、関心の高さが伺えました。このサロンをきっかけに、TikTokをダウンロードしたり、自社の広告運用を検討し始めた人も多かったのではないでしょうか。今最も勢いがあり、成長を続けているTiktokの今後から目が離せません。講演を賜りました鈴木様、ご参加いただいた皆様に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
 
(文責:八尾 あすか)

 
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