|
第216回マーケティングサロンレポート「『Cycle.me』とはなにものなのか?」 |
第216回マーケティングサロン:東京
テーマ:「Cycle.me」とはなにものなのか?
講演内容:
1. 「商習慣の壁 / パートナーの課題」を機会に変えるオープンイノベーション発想
2. SNSなどに溢れる“生の声”を活用する「ソーシャルリスニング」によるデータ/AIトレンド分析から生まれた「Cycle.me」誕生までのアプローチ
3. D2Cで感じた食品オンライン販売の限界と、その後のリテール戦略再設計
4. カテゴリボリュームと新機軸提案余地の見極めをAI×人の共創で推進する取り組み例
日 程:2025年10月24日(金)19:00-21:00
場 所:コクヨ 東京品川オフィス 2階 THE CAMPUS HALL “CORE”
ゲスト:株式会社ドットミー Chief Operations Officer / Cycle.me Brand Manager 井手 宏臣 氏
サロン委員:竹内 菜緒美、佐々木 夏穂、山口 玲奈、森 葉音
【ゲストプロフィール】
井手 宏臣 氏
株式会社博報堂でチーフマーケティングディレクター / 部門長代理を経て、ボストン・コンサルティング・グループ プリンシパルとしてマーケティング/グロースをリード。現在は三井物産発のウェルビーイングスタートアップ、株式会社ドットミーにCOO兼Cycle.meブランドマネージャーとして参画。慶應義塾大学総合政策学部卒、早稲田大学大学院商学研究科修了(MBA)。
【サロンレポート】
今回のサロンは、コンビニエンスストアなどで購入できる身近なブランド「Cycle.me」を題材に、ブランド開発の背景から戦略の変遷、AIを用いたデータ分析などをお話いただきました。当日は実務家を中心に50名近い方が集まり、参加者による積極的な質疑応答・活発な議論により、とても盛況な会となりました。
冒頭では井手氏より、株式会社ドットミーの成り立ちやブランドのターゲット・コンセプト、既存の飲食製品とは異なる流通戦略についてお話しがありました。続いて、「Cycle.me」が他の事業とは異なる構造をしているという背景から、戦略的に実施したことを紹介いただきました。
- データ分析で、セグメント選定
-どこに参入のチャンスがあるか、市場トレンドを実際のSNSデータから俯瞰して分析 - ブランドパーセプションの再編・強化
-原宿の@cosme TOKYOと共同で、美容と食の関係性を啓発する売場「インナービューティタワー」を開発
-SNS公募アンバサダーとの共創
約600名のサロン会員と連携し、商品に対する声を聞き出し、反映
お客さまと直接つながり、座談会、デプスインタビュー等をオフィスで実施し、生の声を聴き、「イメージギャップをどう埋めるか」考えることを大切にされていると説明されました。

井手氏の講義の後は、各グループに分かれてディスカッションを実施しました。その後の質疑応答は、1グループから2問以上質問が出るほど盛り上がり、井手氏とディスカッションするような形式で行われました。他製品との差別化やグレーのパッケージに込められた狙いなど、マーケティングに関する幅広い意見が出て、1日を通して非常に充実したサロンとなりました。

(文責:竹内 菜緒美)

