ニュースリリース

第29回マーケティングサロンレポート
「体験!デザイン・シンキング」

第29回 マーケティングサロン
「体験!デザイン・シンキング」

日程:2015年4月27日(月)19:00~20:30
場所:中部生産性本部セミナールーム
ゲスト:近畿大学 経営学部教授 廣田 章光 氏
サロン委員:本下真次

 

【サロンレポート】
 今回のサロンは、中部マーケティング協会後援による名古屋エリアでの初開催。スタンフォード大学客員教授、カリフォルニア大学客員研究員を経験された廣田章光氏を講師に迎え、スタンフォード大学d.schoolで開発され、イノベーション創出手法として注目されている「デザイン・シンキング」の初期ステップを体験していただきました。

 

「デザイン・シンキング」の概要を紹介
「デザイン・シンキング」の概要を紹介
 
 開始から「デザイン・シンキング」の説明はほどほどに、4グループに分かれてワークに入ります。5つのデザインプロセス、1.顧客を理解する(Emphasize)、2.顧客のニーズを特定する(Define)、3.アイデアを考える(Ideate)、4.形にしてみる(Prototype)、5.顧客の反応を得る(Test)を、一通り「高速で」行いました。

 
グループに分かれて、「ペンケース」のプロトタイプを即興で製作 グループに分かれて、「ペンケース」のプロトタイプを即興で製作
グループに分かれて、「ペンケース」のプロトタイプを即興で製作
 
自分が造ったプロトタイプをグループメンバーに紹介
自分が造ったプロトタイプをグループメンバーに紹介
 

 最後のまとめとして廣田氏から、今回のワークを振り返りながら、A(あたま)とK(からだ)とT(たにん)を使って考える重要性を感じてもらう意図があったことが告げられ、あっという間の終了時間に。参加者からは、「自分とは全く違う価値観に驚いた」「時間の制約があるので、とにかく手を動かしてみた」「形にすることで思わぬ発見があった」などの声が挙がり、手応えを感じておられるようでした。

 

【サロンを終えて】
 参加者はもちろん、運営メンバーや講師も含めて笑顔が印象的なサロンとなりました。廣田氏によると、日本でデザイン・シンキングの導入を阻むのは、「今でもやっている」という先入観や、「もう少し精度を上げてから」という慎重さ、さらには「顧客よりも先に社内を説得する」難しさとのこと。その意味で今回のように、企業や学校の枠を越えて多様なメンバーを集めて、楽しみながら取り組むことは一つのきっかけになると感じました。また、中部マーケティング協会様の後援により、名古屋エリアでのサロン初開催という、学会としても新たな一歩を踏み出せたことに感謝いたします。

 

集合写真
集合写真(前列中央がゲストの廣田氏)
 

(サロン委員:本下真次)

 
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