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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.7 |
共創コミュニティから創出する社会的価値 |
Apple Distinguished Educator Programの事例より |
青木 慶 大阪女学院大学 准教授 |
発行:2018年10月08日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:報告概要 |
要約 : 本稿の目的は,社会に有用な,個人によるイノベーションの普及を促進する,有効なインセンティブを明らかにすることである。Appleが運営する教育者のユーザーコミュニティを対象に,事例研究(インタビュー調査と質問票調査)を行った結果,単なるユーザーではなく,有用なイノベーションを行う可能性の高い「リードユーザー」を組織化することで,コミュニティ自体が有効なインセンティブとして機能しうることが示された。コミュニティメンバーは,自らのアイデアを開示することで,有効なフィードバックを得て自身の教育に還元していた。さらに,メンバー同士が互いに協力して新たなイノベーションを実施し,それをコミュニティ内外で普及させるという役割も担っていた。一連の活動の背景では,Appleの強力なイニシアティブが発揮されており,企業とユーザーコミュニティの共創活動から,「教育の革新」という社会的な価値が創出されていることが明らかになった。 |
謝辞 : |
キーワード : ユーザーイノベーション リードユーザー インセンティブ |
ページ : pp.46-48 |
ファイルサイズ : 279KB |
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