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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.7 |
エキナカ商業施設の顧客需要充足に資する要因の定量的把握に関する研究 |
藤村 直子 東日本旅客鉄道㈱主幹研究員 |
発行:2018年10月08日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 駅構内の商業施設「エキナカ商業施設」が誕生してから10年以上が経過し,運営ノウハウが蓄積されてきた。しかし,お客さまの需要を満たすために実施している様々な工夫について,効果を定量的に把握することは難しかった。本研究では,顧客需要充足度を図る指標にエキナカ商業施設の売上高を設定し,売上高に影響を与える要因の影響度を定量化して把握するために,売上高を説明可能な要因に分解した売上高試算式を作成した。売上高試算式の作成にあたっては,売上高に影響を与えると予想される要因を洗い出して,相関が著しく低くない62の説明変数を選定し,売上高(買物確率・客単価)を目的変数として主成分回帰分析を行った。売上高試算式を得たことにより,運営者がエキナカ商業施設における顧客需要を満たすうえで考慮すべき要因と相対的な影響度を定量化して把握することができた。影響度が相対的に大きい説明変数のうち主要なものを考察したところ,全店舗面積が大きいこと,立地する駅が新幹線乗り換え駅であること,主要通路に面する長さ,コンビニ・売店を設置することは重要度が高いことを確認した。 |
謝辞 : |
キーワード : データマーケティング 相関分析 主成分回帰分析 |
ページ : pp.364-371 |
ファイルサイズ : 704KB |
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