オーラルセッションの要旨・フルペーパー(報告概要)の閲覧・ダウンロードが可能です。 |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.7 |
デスティネーション・ブランディングによる 国際観光客の誘致と価値創造 |
インドからのインバウンドは可能か |
渡邉 朱美 早稲田大学大学院経営管理研究科 |
発行:2018年10月08日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 国際観光市場は,成長と発展が期待される市場の一つである。日本においても国際観光客の誘致が重要視されているが,日本が世界各国の競合他国から旅行選定先として選ばれるには,多くの課題が存在する。本稿の目的は,日本を「ブランド」ととらえ,国際観光客を日本へ誘致するデスティネーション・ブランディングのあり方を考察することである。これを実践するために,一方的ではなく,国際観光客と価値創造をすることで戦略的なデスティネーション・ブランディングが必要である。そのために,まず国際観光客とブランドの距離を短縮するブランドエクイティ,さらに国際観光客にとって価値の高いブランドと認識されるブランド・ベネフィットにおける先行研究に着目した。いずれも感情的価値に働きかけるデスティネーション・ブランディングである。さらに,得られた知識より,潜在的な国際観光客と予想する新興国インドにおいて,グループインタビュー調査を実施した。そこでは,現在のインド人における国際観光の意識調査,および日本におけるイメージを明らかにした。最後に,現状と理論を当てはめ,感情的価値の高いデスティネーション・ブランディングのあり方を議論する。 |
謝辞 : |
キーワード : デスティネーション・ブランディング デスティネーション開発 顧客ベースのブランド・エクイティ |
ページ : pp.175-187 |
ファイルサイズ : 994KB |
>一覧