オーラルセッションの要旨・フルペーパー(報告概要)の閲覧・ダウンロードが可能です。 |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.7 |
デザイン開発におけるオブジェクトの機能 |
デザイナーの協働によるデザイン開発実践の観察・分析より |
松岡 正人 クリエイティブ本部デザイン7部 |
発行:2018年10月08日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:報告概要 |
要約 : 企業のデザイン開発プロセスでは,スケッチやプロトタイプなどのオブジェクトが積極的に活用される。その有用性については,これまでの研究においても様々に議論されてきたが,多くはオブジェクトそれ自体が有する機能に焦点を当てており,実際の現場にて,オブジェクトとデザイナーの行為との関係を明らかにしているものは少ない。本研究では,デザイナーを中心とした協働によるデザイン開発の実践に焦点を当て,どのようにしてオブジェクトが活用され,デザインが構築していくのかについて,状況論的アプローチの概念を用いて観察し,詳細に記述,その分析をおこなった。その結果,オブジェクトには,初めから特定の機能や性質が備わっているのではなく,デザイナーの行為などを伴うことにより,その機能が現れ,発揮されていることが示された。 |
謝辞 : |
キーワード : デザイン 実践 状況論的アプローチ 組織化 会話分析 |
ページ : pp.56-58 |
ファイルサイズ : 303KB |
>一覧