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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.7 |
企業理念浸透による企業ブランド価値の向上 |
― 企業理念浸透と企業ブランド価値に関する実証分析 ― |
坂本 香織 早稲田大学大学院 経営管理研究科 |
発行:2018年10月08日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 年,インターネットの発達等の環境変化のもと,生活者は,商品・サービスの購買をする際に,商品・サービスの背後にある企業ブランドを通じてその企業の価値観や企業姿勢について意識した上で,意思決定をすることが増えている。このような中,企業は改めて企業ブランドを重視するようになっている。 同時に,企業は企業理念の浸透を重視するようになっている。企業は,従業員が企業理念を理解したうえで実践し,自社独自の魅力を顧客接点において伝えることが,企業ブランドの価値向上につながると暗黙裡に想定している。しかしながら,企業理念の浸透が企業ブランド価値の向上に結び付くことを示す実証研究は未だ存在しない。 本稿の目的は,「企業理念の浸透が企業ブランド価値の向上に結び付く」という仮説を実証研究により明らかにすることである。具体的には,新経営トップが就任後に,企業理念浸透を行っている会社と行っていない会社では,ブランド価値の変化に差が出るのかを,ブランドスコアのデータを使い検証した。この結果企業理念浸透を行っている会社と行っていない会社では,トップの就任時から2年後3年後に有意な差がでることを発見した。 |
謝辞 : |
キーワード : 経営理念 行動指針 理念浸透 |
ページ : pp.285-293 |
ファイルサイズ : 594KB |
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