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| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.8 |
| マス・カスタマイゼーションにおけるジルト効果 |
| ― 魅力的な製品を諦めた消費者のブランド・スイッチ ― |
| 小野 晃典 慶應義塾大学 商学部 |
| 岩間 雄亮 慶應義塾大学 商学部 |
| 北澤 涼平 慶應義塾大学 商学部 |
| 関口 治花 慶應義塾大学 商学部 |
| 土谷 鈴 慶應義塾大学 商学部 |
| 柳原 慎平 |
| 発行:2019年11月26日 |
| 分類:一般報告 |
| 掲載形態:報告概要 |
| 要約 : 昨今,自動車・自転車・洋服・靴などの多様な耐久消費財のメーカーが,革新的なグラフィック・ユーザ・インターフェイスを用いて,ネット上で製品カスタマイゼーション・システムを提供するようになった。しかし,センスとナレッジに乏しい顧客にとって製品デザインを行うことは難しく,結局,自分の理想に辿り着けずに断念する顧客も多い。そのような顧客がブランド・スイッチを起こさぬよう,カスタマイゼーションを顧客に既製品を推奨するシステムが導入されている。しかし,一昨年JMR誌に発表された新概念「ジルト効果」を適用すると,上記のようなシステムによっても,ブランド・スイッチの阻止は難しいと考えられよう。この主張を実証するために,本論は5つの実験を行った。その結果,カスタマイゼーション・システムに対する顧客の期待が大きく,かつ,そのシステムを活用すれば理想的なカスタム製品をデザインすることが自分には出来ると信じており,しかし,実際に着手したら難しいと感じてカスタマイゼーションを断念した顧客は,カスタム製品の代替品として既製品を推奨されたとしても,別の既製品へとブランド・スイッチしやすいということが見いだされた。 |
| 謝辞 : |
| キーワード : マス・カスタマイゼーション ジルト効果 ブランド・スイッチ |
| ページ : pp.265-266 |
| ファイルサイズ : 227KB |
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