オーラルセッション

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 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.8 
SNSにおける非発言者の重要性
消費者間情報伝達に関するレビューと研究課題
松井 彩子
一橋大学大学院 経営管理研究科 博士課程
発行:2019年11月26日
分類:博士単独報告
掲載形態:フルペーパー
要約 :
SNSの日本人利用者のうち,大多数は自ら情報発信や発言を積極的に行わない非発言者である。これらの非発言者はラーカーと呼ばれ,オンライン上の大多数の利用者が該当するといわれている。さらに,ラーカーの存在が「いいね」や「シェア」といったエンゲージメント行動としてSNS上で可視化され,それが数値として集積されることで,個人では影響力の小さいラーカーが集合として影響力を持つことが考えられるため,SNS上におけるラーカーの存在意義は高まっている。一方で,SNSを通したマーケティング・コミュニケーションの既存研究においては,インフルエンサーをはじめとする,情報発信に関して影響力を持つ個人に研究の主眼が置かれてきた。そこで本論では,既存研究においてほとんど注目されてこなかった非発言者であるラーカーの定義を見直し,ラーカーの影響力が消費者間情報伝達において高まっていることを,SNSの特徴と関連付けて整理した上で,今後の研究課題を提起する。
キーワード : ラーカー ソーシャル・ネットワーキング・サービス マーケティング・コミュニケーション
ページ : pp.362-368
ファイルサイズ : 401KB


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