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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.8 |
サービスチェーンにおける非正規従業員のモチベーションが業績に繋がるメカニズム |
飲食チェーン3社での実証研究 |
松木 知徳 芝浦工業大学大学院 理工学研究科博士課程 |
中村 潤 中央大学 国際経営学部教授 |
発行:2019年11月26日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:報告概要 |
要約 : 慢性的な人材不足の中,従業員のモチベーション向上は重要な事業課題となっている。特に多くの労働力を非正規従業員に依存している飲食・宿泊などの店舗系チェーンにおいて課題は一層深刻である。しかしながら,目の前の集客やコスト削減など当面業績を追いかけながら,この課題に取り組むことは容易ではない。そこで,本研究では,従業員の働くモチベーションを向上させる施策を打つことで業績成果に結びつくのかという店舗経営の方法をモデル化した。さらに,飲食チェーン3社の非正規従業員への従業員アンケート調査を実施し共分散構造分析を行うことで同モデルを検証した。最後に,同産業の経営や人材開発に携わる人物にモデルを提示し,フィードバックを参考にしながら結果について考察を行った。結果,統計的にも,現場の感覚からも妥当性のある経営モデルを示すことができた。どのような施策を打つことが従業員の満足を高め,結果としての業績にもインパクトを与えるのかという店舗経営者が直面する課題を解決するヒントを提示したい。 |
キーワード : 共通分散構造分析 サービスプロフィットチェーン 店舗経営モデル |
ページ : pp.243-244 |
ファイルサイズ : 481KB |
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