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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.10 |
プロスポーツチームにおける地域とチームの成長の構造 |
― 川崎フロンターレにおけるチームアイデンティフィケーションの事例研究 ― |
小谷 恵子 明海大学 経済学部 講師 |
福田 徹 株式会社インスプレース 代表取締役 |
発行:2021年10月29日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : スポーツビジネスへの期待が高まる中,プロスポーツにおいて特定のチームに対するファンのチームアイデンティフィケーションは,チームに様々なプラスの影響を与えることが分かっている。そのチームアイデンティフィケーションの先行要因の一つとして地域への愛着があることが指摘されているが,その因果については解決されていない。本稿では,Jリーグで2010年から10年連続で地域貢献度1位に輝く川崎フロンターレが,どのように地域と成長してきたのかに注目し,チーム関係者のインタビューと手記から,チームアイデンティフィケーションと地域愛着の関係性を考察した。地域交流が少なく,川崎市への愛着が希薄だった川崎市民は,試合やイベントそして街中でホームタウンを笑顔にするために行動する選手やスタッフに出会い,活動に参加することで,チームアイデンティフィケーションが高まり,その結果として地域愛着も高まっていったことが分かった。 |
謝辞 : 本研究の調査にあたり、インタビューをお受けいただいた川崎フロンターレの若松氏、ご調整いただいた富士通株式会社および川崎フロンターレの関係者の皆様に、感謝の意を表する。 |
キーワード : 地域愛着 地域コミュニティ 地域貢献活動 Jリーグ ホームタウン |
ページ : pp.367-373 |
ファイルサイズ : 676KB |
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