オーラルセッション

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 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.10 
YouTubeにおける動画広告の挿入位置による記憶と購入意向への影響
遠藤 茉樹
埼玉大学経済学部
加藤 拓巳
埼玉大学大学院人文社会科学研究科
発行:2021年10月29日
分類:一般報告
掲載形態:報告概要
要約 :
インターネット広告の影響力は,スマートフォンと高速通信の普及によってさらに増している。なかでも,YouTube等の動画共有サービス上で配信される動画広告が注目されており,効果的な配信方法について盛んに議論されている。しかし,動画広告の挿入位置に関する研究としては,中盤の広告を中心としており,冒頭・末尾の挿入位置の評価は不十分である。動画コンテンツの開始前・終了後と視聴最中では,視聴者の意識が異なるため,視聴者に与える効果が変化すると推察される。そこで,本研究ではYouTubeにおけるお茶とフィットネスジムの動画広告を対象として,以下2つの仮説を検証した;(1)冒頭・末尾に挿入された広告に比べて,画面に集中している中盤の方が記憶に残る,(2)中盤に挿入された広告に比べて,嫌悪感の少ない冒頭・末尾の方が購入意向を高める。ランダム化比較試験の結果,いずれの仮説も支持された。したがって,動画プラットフォームの運営企業は,広告主の目的に応じて,動画広告の挿入位置を変える仕組みの構築が求められる。
キーワード : 動画共有サービス インターネット広告 配信方法
ページ : pp.39-40
ファイルサイズ : 188KB


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