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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.10 |
なぜ企業の誠実なブランド・パーソナリティは個別ブランドのエクイティを向上させるのか? |
荒木 貴絵 株式会社LIXIL |
松下 光司 中央大学大学院 戦略経営研究科 教授 |
発行:2021年10月29日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:報告概要 |
要約 : 本研究の目的は,なぜ,企業に対する誠実なブランド・パーソナリティが,どのような条件のもとで,個別ブランドのブランド・エクイティ(ブランドに対する態度)を高めるのかを明らかにすることである。本研究の結果によれば,企業に付随する誠実次元のブランド・パーソナリティが企業への本物感の知覚を生じさせ,それが個別ブランドへ転移するため,ブランドへの態度が高まることが示された。ただし,この本物感の転移は常に生じるわけではなかった。企業連想にだけでなく,個別ブランドにも誠実なBPが備わっているときに(高適合性),企業の本物感が個別ブランドへ転移し,その結果,個別ブランドの態度は向上した。このモデルから導出される理論的示唆と,ブランド担当者に対する実務的示唆が提示された。 |
キーワード : ブランド階層 ブランドの本物感 適合性 ブランドに対する態度 |
ページ : pp.58-59 |
ファイルサイズ : 205KB |
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