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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.10 |
顧客の人生テーマを抽出する |
TEAの応用 |
高橋 歩 株式会社LIFULL |
小菅 竜介 立命館大学 大学院経営管理研究科 教授 |
発行:2021年10月29日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:報告概要 |
要約 : 人は自らの人生テーマをもとに意味創造を行なう。本稿の目的は,顧客の人生テーマを抽出する方法を示すことである。そのために,文化心理学における方法であるTEA(複線径路等至性アプローチ)を応用する。具体的に本稿が示すのは,インタビューを通じてある顧客が購買意思決定に至る径路を原体験まで遡って可視化し,複数の分岐点において見られる意味創造の一貫したあり方を見出すという方法である。若者を対象とする「住まい探し」に関する3つの事例を分析することで,この方法の妥当性が示唆される。顧客の人生テーマを抽出することは,顧客による価値形成の理解であり,プロバイダー視点を超え,顧客起点で既存事業の見直しや事業開発のアイデアを得ることにつながる。 |
キーワード : 住まい探し 分岐点 意味創造 原体験 事業開発 |
ページ : pp.115-116 |
ファイルサイズ : 231KB |
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