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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.10 |
サービス業の国際化が企業業績に及ぼす影響 |
マーケティング責任者の設置に着目して |
瀨良 兼司 京都橘大学 経営学部 講師 |
國枝 陽輔 環太平洋大学 経営学部 講師 |
姜 尚民 青森中央学院大学 経営法学部 講師 |
発行:2021年10月29日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:報告概要 |
要約 : 国内市場の成熟化に伴い,海外市場に活路を見出すことは,企業の成長においても重要な意思決定である。サービス業の国際化は,製造業とは異なる特徴を有しているにもかかわらず,国際化と企業業績の関係に注目した研究の中で,サービス業を対象とする調査は比較的少ないことが現状である。他方,企業が国際化を進めていくうえで,市場知識を組織として獲得し,蓄積していく際に,企業の全社的な意思決定におけるマーケティング責任者の存在が重要となる。そこで,本研究では,サービス企業の国際化と企業業績に関して,全社的な意思決定におけるマーケティング責任者の存在が及ぼす影響を明らかにする。 287社のサービス企業を対象とした,2004年から2017年までのパネルデータを利用して分析を実施した。固定効果モデルを採用した分析の結果,マーケティング責任者が存在する場合には,国際化の程度が高くなるほど,売上高総利益率が高まるという関係が確認された。 |
キーワード : サービス業の国際化 マーケティング責任者 企業業績 |
ページ : pp.221-222 |
ファイルサイズ : 327KB |
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