オーラルセッション

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 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.10 
エネルギーマネジメントシステムの市場創造の動態分析
2000年から2020年のxEMSの普及過程の比較
坂田 幸太郎
神戸大学 大学院経営学研究科 博士課程
発行:2021年10月29日
分類:博士単独報告
掲載形態:報告概要
要約 :
昨今,気候変動が気候危機と認識される程に,地球環境問題が深刻化している。このような中で,社会全体でのエネルギーの効率的な利活用を図るべく,ICT,情報通信ネットワークの活用によって新たなエネルギー社会基盤を構築するための中核的技術である,エネルギーマネジメントシステムの市場創造が進展している。当該システムは,私的便益にも増して社会的便益が先行するものであり,普及初期の動態は複雑で,普及速度は緩慢となる傾向がある。本研究は,技術の社会的構成論の中核概念の「解釈の柔軟性」に依拠し,メディアの解釈の動態に着目する。そして,当該システムの普及過程の初期にあたる2000年から2020年の新聞記事データを対象に,キーワード出現推移の動態の分析から,家庭向けのHEMS(Home Energy Management System),事業所向けのBEMS(Building Energy Management System)をはじめとするxEMSの普及過程を比較することで,xEMSが連関し同期をとりながら,黎明,流行,幻滅,収斂のサイクルを示し伝搬していることを見出した。
キーワード : エネルギーマネジメント xEMS 普及 技術の社会的構成
ページ : pp.389-390
ファイルサイズ : 297KB


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