オーラルセッション

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 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.5 
日本型小売りイノベーションの探究
欧州と日本の食品小売業に関する考察
萩原 冠
発行:2016年10月12日
分類:一般報告
掲載形態:フルペーパー
要約 :
1990年代初頭のバブル経済崩壊以降,国内の景気が大きく低迷する中で,日本の小売業界にも大きな構造変化が訪れている。1990年度における小売業の売上高上位企業はダイエー,イトーヨーカ堂,西友など大半がGMS(総合スーパー)であった。これに対して2015年度は,GMSのイオンとイトーヨーカ堂を除き,ランキングの上位に地方の有力食品小売業が入っている。欧州では大手小売業が中心的であったのに対し,日本ではアークス(北海道),バロー(岐阜),ヨークベニマル(福島), オークワ(和歌山),ヤオコー(埼玉)といった中堅食品スーパーが台頭しているのである。
一方,海外の小売業研究では,ドーソン(2013)が欧州の食品小売業を対象に,小売イノベーションモデルを提示している。しかし,欧州のモデルは必ずしも日本の中堅食品スーパーの台頭について十分に説明できない。そこで本稿では,日本型フォーミュラとしての中堅食品スーパーを中心に,日本型小売イノベーションモデルを探求し,その成功要因を本部主義と個店主義との両立という観点から考察する。
キーワード : 小売業 日本型フォーミュラ 食品スーパーマーケット 個店主義 ヤオコー
ページ : pp.364-376
ファイルサイズ : 1,392KB


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