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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.11 |
国内バレエ団の持続的運営に関する研究 |
Experiential Value Scale for Ballet Consumption:EVSBCを用いた考察 |
上嶋 啓悟 一般社団法人 西岡・福谷バレエ団 |
山下 貴子 同志社大学大学院ビジネス研究科 教授 |
発行:2022年11月11日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:報告概要 |
要約 : 日本のバレエ界の経営環境整備が急務である。バレエ文化はお稽古事として発展する一方で,バレエ上演からダンサーの育成までを国立の劇場で行うといった西洋型の劇場システムが定着することはなく,民間のバレエ団がその役割を担うことで国内バレエ団の経営基盤は脆弱なまま発展した。その結果,日本ではバレエダンサーが職業として確立せず,優秀なダンサーは活躍の場を求めて海外に出ていく事例が後を絶たない。本研究では,国内のバレエ団が恒常的に抱えている経営上の問題点を整理したうえで,持続的発展に寄与するバレエ鑑賞者の推奨意向や再訪意向などの発生要因を顧客経験(customer experience)や経験価値(experiential value)の概念に基づき,バレエの鑑賞経験に基づいた価値の知覚過程を分析することで,バレエ鑑賞者への動機付けと持続的な関係性構築に有効なマーケティング戦略を提案した。 |
謝辞 : 本研究にあたり、アンケート調査の実施を快く認めてくださった一般社団法人西岡・福谷バレエ団の代表お二人に深く感謝を申し上げます。 |
キーワード : バレエ 経験価値 サービスエクセレンス 審美性 投資効果 |
ページ : pp.86-87 |
ファイルサイズ : 318KB |
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