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| 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.11 |
| 化粧品D2Cブランドの戦略転換に関するクチコミ分析 |
| ― お気に入りが世に広まると消費者の心は離れるのか ― |
| 円藤 雅文 早稲田大学大学院 経営管理研究科修士課程 |
| 発行:2022年11月11日 |
| 分類:一般報告 |
| 掲載形態:フルペーパー |
| 要約 : 本稿では,近年,ECの発展とともに勢いを増しているD2Cブランドにおいて,導入期から成長期にかけて行われる戦略転換がブランドの希薄化を引き起こすかを明らかにする。その手法として,クチコミサイト上でスクレイピングした消費者のクチコミデータを分析する。分析対象は,いずれも2015年に発売され,発売後に戦略転換を行ったBOTANISTとSHIROである。 分析の結果,マス広告やドラッグストアへの展開を行ったBOTANISTではブランドの希薄化が見られたのに対し,ブランド名やパッケージを変更してネット上では炎上を招いたにもかかわらずSHIROにはブランドの希薄化は認められず,むしろブランドに対する好意的な反応が見られた。これらの発見事項は,SNSで育成してきたブランドの戦略転換において認知経路と販路の拡大がブランドの希薄化をもたらす可能性を示唆するものである。 |
| 謝辞 : 本研究にあたり、指導教官として終始多大なご指導を賜った早稲田大学大学院 経営管理研究科 川上智子教授に深謝致します。 |
| キーワード : ブランドの希薄化 クチコミ SNS EC D2C |
| ページ : pp.224-229 |
| ファイルサイズ : 432KB |
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